【AI × SNS】商品やお店をAIで探す時代に、企業SNSは何を投稿すべき?
「若年層はGoogleではなくSNSで検索をする」と言われて久しいですが、最近はそこにAIも台頭してきました。
みなさんもお店や商品を探すときに、AIを通して探すことも増えたのではないでしょうか?
実際に、NIQが2026年9月に発表した調査では、アメリカの消費者の51%が、直近1か月以内に買い物をサポートするAIツールを利用したと回答しています。
AIは商品を知るだけでなく、商品を比較したり、候補を絞ったりするところまで、少しずつ購買行動の中に入り始めています。
では、AIを検索の入り口にする人が増えると、SNSはどういった立ち位置になるのでしょうか?
今回はAIが普及している今だからこそ考えたい、企業SNSの役割と、SNSで見つけてもらうための投稿の作り方について解説します。
1. AIで知って、SNSで確認する時代に
AIで商品や店舗を検索する人は増えていますが、AIの回答を見たあとも、別の方法で情報を確認する人が多いようです。
Yextが2026年にアメリカの成人を対象に行った調査では、47%が直近1か月以内にローカルビジネスを探すためにAIを利用したと回答しています。
一方で、AIを利用した人の93%以上が、実際に買ったり、お店に行く前に、何らかの方法で追加の確認をしています。
例えば、Googleで検索したり、企業のWebサイトを訪れたり、Google mapのレビューを確認したりするほか、28%は企業のSNSプロフィールも確認しているようです。
実際皆さんも、AIにおすすめのレストランを聞いた後にInstagramで実際のお店の雰囲気を調べたり、Google mapでメニューや営業時間を調べたりしたことがあるのではないでしょうか?
つまり、AIが普及したことでSNSが必要なくなったわけではなく、AIで知ったことを補完する場所としてSNSが機能するようになったのです。
2. SNSに持たせたい役割
このような行動を考えると、企業SNSは単純に”新しい人に知ってもらうための場所”だけではありません。
AIやGoogle、口コミなど、別の場所で企業や商品を知った人が、最後に確認しに来る場所にもなります。
せっかくAIがおすすめしてくれたとしても、Instagramを開いてみたら、
- 最後の投稿が1年前
- 商品の写真だけで、実際に使っている様子がない
- 何を販売している会社なのかわからない
- 店舗の雰囲気がまったくわからない
- プロフィールにWebサイトや店舗情報がない
という状態だったら、少し不安になりますよね。
反対に、最近の投稿があり、商品やサービスの内容だけでなく、実際の利用シーンやスタッフ、店舗の様子などが見えると、”ここなら大丈夫そう”という判断材料になります。
では、そのために企業はどのような投稿を作ればよいのでしょうか。
“何の会社なのか”をしっかり言葉にする
意外とよくあるのが、アカウント名に企業名やブランド名しか書かれていないアカウントです。
すでに会社を知っている人であれば問題ありませんが、初めてプロフィールを訪れた人には、それだけでは何をしている会社なのかわかりません。
例えばレストランであれば、
“ABC Restaurant”
だけではなく、
“ABC Restaurant|Japanese Restaurant in Torrance”
など、何のお店なのか、どこにあるのかまでわかるようにしておくと親切です。
同じように、
化粧品であれば “Japanese Skincare”
アパレルであれば “Japanese Fashion Brand”
BtoB企業であれば “IT Support for Japanese Companies in the U.S.”
など、ユーザーが実際に探すときに使いそうな言葉を意識してみましょう。
特にアカウント検索では、ユーザー名やプロフィール名に検索キーワードが含まれていることが、見つけてもらうための重要なポイントになります。
会社側が普段使っている専門用語と、お客様が検索するときに使う言葉が違うこともあるので、”自分たちは何と呼んでいるか”ではなく、”お客様なら何と検索するか”で考えることがポイントです。
“実際の雰囲気”を投稿する
ここは、AIが普及しているからこそ大切な部分となります。
販売商品のスペックや価格、レストランであれば所在地や営業時間などはAIなどで確認ができます。
SNSを検索してまでユーザーが見たいのは
- どのような人がその商品を使っているのか
- 洋服であればサイズ感や、自分と同じ雰囲気のモデルが着たときの様子
- 料理のビジュアルや、スタッフの様子
- 店内の明るさや導線、子ども連れでも大丈夫そうかどうか
など、文字だけでは伝わりにくい部分です。
BtoB企業であれば、サービス内容の説明だけではなく、スタッフが実際に対応している様子や、展示会で製品を説明している様子なども会社のイメージに繋がるので良いかもしれません。
AIで企業について知った人がSNSを訪れたときに、”実際はこんな感じなんだ”とイメージできる投稿を残しておくことが大切です。
UGCやユーザーの反応も見せる
実際のユーザーが商品を使っている様子を見ることで、さらにSNS上で実際の様子をイメージさせることができます。
特に初めて知ったブランドの場合、
“実際に買っている人はいるのかな?”
“どんな人が使っているんだろう?”
と気になることもありますよね。
そこで活用したいのが、UGCです。
お客様の投稿をリポストしたり、商品を使っている様子を紹介したりすることで、企業からの情報だけでは伝えにくいリアルな利用イメージを見せることができます。
インフルエンサーを活用するのも1つの手です。
インフルエンサーにコラボレーション投稿をしてもらうことで、ユーザーがより自分が利用した時・購入した時のことを意識しやすくなります。
UGCやインフルエンサーについては、以前の記事でも詳しく解説していますので、ぜひそちらもご覧ください。
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3. 一度自社をユーザー目線で検索してみる
そもそも、AIで自分たちのブランドやお店がどのように紹介されているのか調べてみたことはありますか?
ぜひ一度ユーザーの目線で調べてみることをおすすめします。
例えば、
「ロサンゼルスで子ども連れで行ける、おすすめの居酒屋ある?」
「アジア人の体型の人に合うパンツのブランド教えて」
「乾燥肌に悩んでいるんだけどおすすめの化粧品は?」
などです。
もちろん、1回目に聞いただけで出てくるお店やブランドはなかなかないと思います。
何回か質問を繰り返したり、「●●(自分たちのブランド)についてはどう?」などと聞くことで、ユーザーがAIから情報を得たときに、どのような伝わり方をするのかがわかります。
そんなユーザーが自分たちのSNSに来た時に、知りたい情報はなにかという視点で考えてみると、コンテンツのヒントがあるかもしれません。
4. AI、Google Maps、WEBサイト、SNSを別々に考えず、役割を決めておく
これからの時代は、”AI対策をする”、”GoogleのSEOをする”、”Instagramを運用する”と、それぞれを完全に別のものとして考えるのではなく、お客様が商品や企業を知ってから行動するまでの流れ全体を見ることが重要になってくると思います。
AIの回答は、Webサイトや検索結果など、Web上に公開されているさまざまな情報をもとに生成されることがあります。
そのため、SNSだけでなく、Google MapsやWebサイトなどの情報も正しく整えておくことが重要です。
Google mapには、営業時間や価格帯、駐車場についてなど、できるだけ正しい情報を細かく登録しておく。
WEBサイトでは、メニューや自分たちの思い、特徴など、伝えたいことをしっかりと載せておき、問い合わせ等にも対応できるようにしておく。
SNSでは、ユーザーに寄り添った、ユーザーが知りたい実態を、動画や画像と一緒に載せておく。
このような役割分担をしておくことで、ユーザーがAIを入り口にしたとしても、それぞれの場所に求めている情報にしっかりと出会えることになります。
まとめ
AIが普及したことで、商品やレストラン、はたまたBtoBの取引先まで、探し方がどんどん変わっていくと思います。
ただ、AIで簡単に情報を得られるようになったからといって、SNSの役割がなくなるわけではありません。
むしろ、そこの情報を補強しておくことで、「AIで見つけたけどなんか怪しいからやめておこう…」というユーザーを取りこぼさず、より新規を獲得しやすくなったとも考えられます。
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