LA在住会社員×インフルエンサーのリアルつぶやき記録 Episode 2
インフルエンサーさんへの依頼、「自由に投稿してください」で送っていませんか?
実はその一言、受け取る側にとっては一番難しいお願いかもしれません。
みなさんこんにちは!
Seeknetで営業として働きながら、個人でLAの魅力をInstagramで発信しているLennonです!
前回は「気合を入れた投稿ほど、スベる。」というボヤキを書きました。ありがたいことにInstagram 発信から2年目に入って、企業様からPRのご依頼をいただく機会が少しずつ増えてきました。
ここで、ちょっと面白い状況になっています。
会社では、クライアントのSNS施策でインフルエンサーさんに案件を「依頼する側」。
プライベートでは、企業さんから案件を「依頼される側」。
同じ案件を表と裏の両方から見る、なかなか珍しい立場です。
第2回は、依頼される側になって初めて気づいたこの話です。
「ご自由にどうぞ」に喜んだのも束の間…
ある日届いた依頼に書かれていたのは、「内容はLennonさんの自由に投稿してください!」の一言。
最初は「え、最高やん!どんな動画にしようかな!!」とワクワクしていました。
……が、そこからが長い。
あれもいいな、これもいいなと考え始めたら、ずっと考え込んでしまって全然決まらない。
やっと構成を固めても、今度は原稿を出すのが怖い。
「先方に、思ってたんと違うなぁ…って思われたらどうしよ」とビビって、
送信ボタンを押す手が止まります。
正解が見えないまま迷った結果、どうするか。
「そういえば、誰か同じ案件やってたよな…」と、
他のインフルエンサーさんの投稿を探しに行くんです。
「あ、これなら先方もOKなんだ。じゃあこんな感じで無難に撮ろう。」
こうして、どこかで見たような1本ができあがります。
自分らしさは薄まり、企業様にとっても、わざわざ私に頼んだ意味が薄れてしまう。
そして編集しながら、ふと気づきました。
……あれ、自分も会社で「インフルエンサーさんの色で、自由にお願いします」って言うてなかったっけ?
――なんでやねん!!!(自分に)
「自由」は優しさに見えて、実は丸投げ
依頼する側は、相手のセンスを尊重するつもりで、あるいは「細かく言うと嫌がられるかも」と遠慮して「自由に」と言います。私もそうでした。
でも、少なからず動画を出している人なら、いろんな発想の引き出しを持っていて、
基本的に柔軟に対応できるはずです。遠慮しなくて大丈夫。
むしろ受け取る側からすると、「自由に」はゴールが見えないまま走らされる感覚に近いんです。
逆に、やりやすかった依頼には共通点がありました。
「Lennonさんの〇〇の動画みたいな雰囲気で撮ってほしい」と、過去の投稿を具体的に指定してくれること。
これだけで、
- 企業様が求めているものがはっきり分かる
- 自分の得意な型で撮れるので、フォロワーにも自然に届く
- 結果、数字も伸びやすい
と、企業・クリエイター・フォロワーの三方良しになります。
メッセージだけのやり取りは、正直ちょっと不安
もうひとつ痛感したのが、コミュニケーションの取り方です。
DMやメールだけのやり取りだと、先方の温度感がどうしても見えません。
「この方向で本当に大丈夫かな」「期待外れだったらどうしよう」と不安になって、
正直、モチベーションも下がってしまいます。
一番うれしいのは、「一緒にこういう動画にしましょう」と壁打ちしながら企画を詰めてくれるパターン。
10〜15分でも話せば相手の熱量が伝わって、こちらも「よし、ええの作ろう!」とスイッチが入ります。
だからこそ、「やっといてポン」ではなく、「一緒に作っていきましょう」というスタンスがうれしいんです。
もちろん、他の人の意見は聞かずに自分の世界観で作りたいクリエイターさんもいると思います。それでも、最初にしっかり話せば、お互いどこまで任せてどこを大事にしたいのか理解し合えるはず。まずはコミュニケーションから、だと思います。
依頼する側として、変えたこと
両方の立場を経験して、会社で依頼するときのやり方を見直しました。
- 「自由に」で終わらせず、目的(認知・来店・購入など)をはっきり伝える
- 相手の過去の投稿から「この動画のような型で」と具体的に指定する
- メッセージだけで完結させず、短い打ち合わせで一緒に企画を作る
インフルエンサーさんは”発注先”ではなく”共同制作者“。
依頼される側の気持ちを知っているからこそ、企業とクリエイターの間に立てる。これが二足のわらじの一番の武器かもしれません。
結局、いい動画は「自由」からも「縛り」からも生まれない。一緒に作ったときに生まれる。そう実感しています。
Seeknetでは、こうした「依頼する側」と「依頼される側」両方の視点を活かして、企業様とインフルエンサーさんの橋渡しもしています。
「インフルエンサーマーケティングをやってみたいけど、なかなか勇気が出ない」「何から始めればいいか分からない」という方、いつでもお気軽にご相談ください!
次はどんなことでボヤくのか、自分でも楽しみです。それでは次回もお楽しみに!
ネザイア レノン
※文中、意見に係る部分は、筆者の個人的見解であることをご了承ください。