PHPに緊急レベルの脆弱性。今あらためて知りたい“PHP”の話
2026年10月21日、PHPに“緊急”レベルの脆弱性が2件見つかり、修正版が公開されました。
外部からサーバーを不正に操作されるおそれがあるもので、日本では大手ネットサービスやゲームが、念のためサービスを一時停止する事態にもなりました。
普段あまり意識することのないPHPですが、実は多くの企業サイトを裏側で支えている大切な仕組みです。
そもそもPHPとは?
PHPとは、Webサイトを動かすためのプログラミング言語のひとつです。
お問い合わせフォームの送信やお知らせの更新など、“ページを開くたびに中身を組み立てる”処理を担っています。
世界中で使われているWordPressもPHPで作られており、自社サイトがWordPressであれば、PHPの上で動いていることになります。
修正版が届くのは“サポート中”のバージョンだけ
今回特に注意したいのは、公式の修正版が提供されたのはPHP 8.2以降だけという点です。PHPにはバージョンごとに“サポート期限”があり、期限が切れたPHP 8.1以前は、重大な問題が見つかっても原則として修正されません。
そのPHP 8.2も、2026年12月31日でサポートが終了する予定です。
サポートが終わったPHPを使い続けても、サイトがすぐに表示されなくなるわけではありません。
しかし、今回のような弱点が修正されないまま残るため、改ざんや不正アクセス、情報漏えいの入り口になるリスクが高まります。
「バージョンを上げれば解決」ではない
古いプラグインや独自のプログラムが新しいPHPに対応しておらず、更新した途端に次のようなトラブルが起きることも珍しくありません。
- 画面が真っ白になり、サイトが表示されない
- お問い合わせフォームが送れなくなる
- 一部のページや機能が動かなくなる
なぜ日頃の管理が必要なのか
Webサイトは“作って公開したら終わり”ではなく、“公開後も安全な状態を保ち続けること”が重要です。日頃から少しずつ更新しておけば、今回のような緊急時でも修正版をすぐに適用できます。
反対に、何年も手を入れていないサイトほど対応箇所が増え、時間も費用もかかってしまいがちです。
Seeknetでできること
弊社では、PHPやWordPressの更新に関して、次のような対応が可能です。
- 現在のPHP・WordPressのバージョン確認
- 更新による影響の事前チェック
- バックアップを取ったうえでのアップデート作業
- 更新が難しい古いサイトのリニューアルのご提案
今回の脆弱性とサポート期限の両方を踏まえると、今は自社サイトの状態を見直す良いタイミングです。
「自社サイトが影響を受けるか知りたい」「PHPのバージョンがわからない」「更新したいが不具合が心配」など、お悩みに合わせてご提案いたします。
まずはお気軽にご相談ください。
大塚 康平
大好きなビール、サーフィンなどのローカル情報を発信していきます。