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【ショート動画】伸びない原因は冒頭かも?フック設計の基本

Last Updated on 2026-08-26by Fumika Ninomiya
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InstagramのリールやTikTokなど、ショート動画を企業SNSで活用することは、今や当たり前の時代となりました。

ただ、実際に動画を投稿してみると
”ちゃんと作っているのに全然再生されない…”
”似たような内容を投稿している競合は伸びているのに、自分たちの動画は伸びない…”
と感じる方も多いのではないでしょうか?

ショート動画は、内容そのものの良し悪しはもちろんですが、それと同じくらい最初の一瞬が大切です。
どれだけ後半に良い情報が詰まっていても、最初にスキップされてしまえば、当然そこまで見てもらえません。

そこで重要となるのが、「どれだけ強いフックを置けるか」です。

今回はショート動画におけるフックについて、言葉の意味から作り方まで解説していきます。

※本記事ではInstagramのリール、YouTubeのショート、TikTokなど、すべての短い縦型動画を総称して「ショート動画」と呼びます

 

 

そもそもフックとは?

フックとは、冒頭1~2秒で”この動画を見ようかな”と思わせるきっかけのことです。

例えば、パスタ料理のレシピを紹介するとき、
「今日はパスタのレシピを解説します」と始めるよりも、
「フライパン1つ、10分で作れる、絶品パスタを紹介します」と始めたほうが最後まで見てみたいなという気持ちになりませんか?

アパレルでも、普通にパンツを紹介するよりも、「身長155cmでも丈が余らず、さらに足長効果!」と始めたほうが、ユーザーが自分事ととらえられるようになり、視聴を続けてもらえる可能性が高くなります。

もちろん、派手な言葉でユーザーを煽ることが正解ではありません。

”この動画は自分に関係ありそう”、”自分にとって役立つ情報が得られそう”と最初にユーザーに思わせることが、フックの役割です。

 

ショート動画はなぜ冒頭で差が出るのか

ユーザーはスキップする動画を選んでいる

InstagramのリールやTikTokでは、指一本で次々と動画を見ることができます。
そのため、テレビやYouTubeのCMのように最後まで待ってもらえるわけではなく、”自分には関係なさそう”と思われた瞬間に次の動画へと飛ばされてしまうのです。

ショート動画では、最初に”見る理由”がないと最後まで見てもらえません。

従来のテレビCMでは、最後まで見てもらえることが前提となるため、”起承転結”をどれだけ短い間に、面白く、わかりやすく伝えるかがカギとなっていました。
しかし、ショート動画では、いわば”結起承転結”のように、最初に見せたい商品の重要な部分や、いちばん伝えたいことをもったいぶらずに見せることが大切です。

さらには冒頭に、本編の予告のような役割をもたせられるとより強いフックとなります。

レストランのランチ紹介を例に、企業が作成してしまいがちな従来の動画とショート動画で比較してみましょう。

従来の動画 ショート動画
フック “LAおすすめランチ”などのキャプションと, 店舗の外観やお店のロゴなど “$15以下で食べられるランチ”などのキャプションと, ランチの映像
“LAおすすめランチを紹介します”などと一緒に店名を紹介 “まだ知られていないLAのおすすめランチ”
店舗の場所や店内の雰囲気を紹介 こだわりの食材や調理風景をテンポよく見せる
おすすめメニューやこだわりの食材を紹介 “誰でもおなか一杯になるこのボリュームで$15以下”など, もう一段興味を掘り下げる
価格や注文方法を紹介 店名や場所, 営業時間などの詳細をまとめて紹介

こちらはあくまで一例ですが、最近のショート動画では、前半は魅力的な情報や映像で惹きつけ、後半で背景や理由を説明することを意識することが大切です。

店名なども最後までとっておくことで、常に続きが気になる状態になり、最後まで見てもらいやすくなります。

 

今日から使えるフック5パターン

では、実際にどのようなフックを使えば良いのでしょうか?
ここからは、企業SNSでも比較的使いやすい5つのパターンを紹介します。

1. ユーザーの悩みから始める

一番使いやすい方法が、ユーザーの悩みを最初に出すことです。

例えば下記のようなフックが考えられます。

業界 フックアイデア
コスメ 夕方になるとファンデが崩れる人へ.
アパレル 白Tって毎回同じコーデになりませんか?
レストラン LAランチ難民の皆様~!

ユーザーが普段感じている悩みを最初に出すことで、「自分に関係あるかも?」と思ってもらいやすくなります。
商品を主語にするのではなく、ユーザーの悩みを主語にするのがポイントです。

 

2. 結論を先に見せる

ショート動画では、結論を最後まで隠す必要はありません。
先ほどの例であれば、コスメであれば使用した肌の状態、アパレルであれば見栄えするコーディネート、レストランであれば完成した料理の状態など、ユーザーが一番見たいものを最初に見せてしまいます。

「答えは動画の最後に!」という構成もありますが、すべての動画で使ってしまうと、飽きられて途中で離脱されることもあります。

まず結果を見せて後から説明する方法も試してみてください。

 

3. 意外性を作る

少し意外な事実から始めるのも、フックになります。

無理に大げさなことを言わなくとも、「こんなにアメリカンな見た目だけど、実は全部日本産!」や「見た目はただのペンですが実は機能が10個もある多機能ペン」など、事実をベースにした意外性で問題ありません。

むしろ、「知らないと絶対に損」や「99%の人が知りません」といった言葉を無理に使うことで、不信感につながってしまう可能性もあります。

ユーザーが少し、「え、なにこれ?」と思うだけでも、十分にフックになります。

 

4. 数字を入れる

数字は、動画の内容を一瞬で理解してもらいやすくする方法の1つです。

例えば、「おすすめ3選」「$20以下ギフト」「30秒でできる」「初めて行く人が知っておきたい3つのこと」などが代表的です。

数字があることで、
「この動画を見ると、どれくらいの情報が得られるのか。」
を事前にイメージしやすくなります。

特に、商品比較、ランキング、How To系の動画とは相性が良い方法です。

5. 動きから始める

フックは、言葉やテロップだけではありません。

動画を開いた瞬間に動きがあるだけでも、ユーザーの目を止めやすくなります。

例えば、箱を開ける様子や、ケーキを切る様子、ドリンクを注ぐ様子や、商品を手に取る様子などがあげられます。

コスメ、飲食、アパレルなど、見た目の変化を伝えやすい商品では特に使いやすい方法です。

「最初に何を言うか」だけではなく、「最初に何を見せるか」もセットで考えてみてください。

 

こんな冒頭はスキップされやすいかも?

ここまでフックについて紹介してきましたが、反対に、企業SNSでよく見る少しもったいない冒頭もあります。

 

“こんにちは. 今日は○○を紹介します.”

もちろん間違いではないですが、初めてアカウントを見たユーザーには、「なぜこの動画を見る必要があるのか」が、伝わりにくいです。

基本的に、ショート動画はブランドやお店のことを知らない人にも情報が届くことが魅力です。
そのため、知らない人を冒頭でどれだけ惹きつけられるかが鍵となります。

例えば、「今日はおすすめの化粧水を紹介します!」と始めるよりも、
「ベタつく人におすすめの化粧水!」と始めたほうが、ターゲットが明確になり、そのアカウントを初めて見る人にも継続して視聴してもらえる可能性が高くなります。

 

すでにブランドを知っている人には効果があるかもしれませんが、まだブランドを知らない人にとっては、ロゴだけでは続きを見る理由になりにくいです。

ロゴを見せたい場合でも、商品や映像と一緒に自然に表示しましょう。

 

本題に入るまでが長い

例えば飲食店の動画で、
「今日は○○エリアに来ています。これから○○というお店に行ってみたいと思います。」
と説明してから料理を出すよりも、
「このボリュームでなんと$15でした~!」
と料理を最初に見せてから店舗を紹介したほうが、内容がすぐに伝わります。

もちろん、すべての動画を同じ構成にする必要はありませんが、「本題まで何秒かかっているか」は、一度確認してみても良いポイントです。

 

効果測定ではスキップ率を意識する

ショート動画を投稿した後、再生回数だけを確認して終わっていませんか?

冒頭のフックを改善するときに特に意識したいのが、
「ユーザーが最初の段階で動画から離れていないか」です。

InstagramやTikTokの分析画面を見る際は、再生回数だけではなく、視聴維持率や、ユーザーがどのあたりで離脱しているのかも確認してみましょう。

なかなか再生回数が出ないときは、もしかしたら冒頭での離脱率が高いことが原因かもしれません。

本編は同じで、フックだけ変えるというテストもおすすめです。
同じ商品を紹介するにしても、悩みから始めるフック、数字を使ったフック、動きをつけたフック…などいろいろ試すことで、どのフックがターゲット層との相性もわかるかもしれません。

もちろん動画の良し悪しはスキップ率だけでは決まりませんが、フックを工夫した動画ではスキップ率をチェックするようにしましょう。

 

まとめ

ショート動画は、内容をしっかり作ることももちろん大切ですが、その内容まで見てもらえなければ、ユーザーには伝わりません。

まずは冒頭で、
「自分に関係がありそう」
「ちょっと続きが気になる」
と思ってもらえるきっかけを作り、その後に商品やサービスの魅力を伝えることが重要です。

いくつかのパターンを試して、ユーザーがどんな動画に反応するのかを知っていくことで、自社ならではの伸びやすい型が見つかっていきます。

Seeknet USAでは、InstagramやTikTokをはじめとしたSNSの企画設計、ショート動画制作、広告運用などのご相談を承っています。

「動画を投稿しているけれど、なかなか伸びない」
「どんなショート動画を作ればいいかわからない」
「SNS運用を続けているけれど、どこを改善すればいいかわからない」
などのお悩みがありましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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二宮 郁花

東京の広告代理店での営業経験を活かし、マーケティングチームで企業様へのご提案やSNS運用を担当しています。横浜出身ですが海より山が好きで、大学時代はワンダーフォーゲル部として南アルプスや北アルプスに登っていました。今でも日本の緑がとても恋しいです。

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