Snapchatがアメリカの若者に人気な理由を考察!Instagramとの使われ方の違いは?

Last Updated on 2025-02-07by Mayuko Eda
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はじめに。Snapchatの人気の再熱理由とは?

SNS市場は日々変化し、TikTokやInstagramが人気を集める中でも、Snapchatは若者を中心に根強い支持を受け続けています。日本での印象はあまりないかと思いますが、アメリカのZ世代には欠かせないコミュニケーションツールとなっています。アメリカでのデイリーアクティブユーザー数は、世界全体のユーザー数の約半数を占めているほどです。Instagramとの競争の中で、ユーザー数が激減することもあったのですが、今ではピーク時同様のアクティブユーザー数を保っています。本記事では、Snapchatがどのように若者に楽しまれているのか、Instagramとの競争関係についても触れながら詳しく解説していきます。

 Index

    1. Snapchatの独自の価値
    2. Instagramの機能追加・更新とSnapchatのDAUの変遷の相互関係
    3. 結論:Instagramとの競争の中でSnapchatが生き残る理由

       

    1. Snapchatの独自の価値

    Snapchatが支持される理由は、他のSNSにはない以下のような特徴にあるのではと考えられます。特に、クローズドで親しい友人とのやり取りに特化されている、ということが、他のSNSとの大きな違い、またポイントとなっていそうです。

    ●エフェメラル(消える)コンテンツの強み

    Snapchatの最大の特徴は、送信したメッセージや写真・動画が一定時間後に消える点です。これにより、「記録が残らない気軽なコミュニケーション」が可能になり、ユーザーが自由にコンテンツを投稿しやすくなっています。

     

    ●クローズドなコミュニケーションとストリーク機能

    Snapchatは、主に親しい友人同士のやりとりに特化しており、ストリーク(一定期間、連続でやりとりを続ける機能)がユーザーのエンゲージメントを高めています。インフルエンサー主導のSNSではなく、「リアルな友達とつながる場」としての価値が強調されています。

     

    ●AR技術のリーダー(Lenses, Bitmoji, Lens Studio)

    Snapchatは早くからAR(拡張現実)技術に力を入れており、Lenses(ARフィルター)やBitmoji(カスタムアバター)などの機能が人気です。これらはInstagramにも導入されましたが、Snapchatは常に最先端のAR技術を提供し続けています。

     

    ●Discover・Spotlightなどの独自コンテンツプラットフォーム

    Snapchatには「Discover」や「Spotlight」といった独自のコンテンツ配信機能があります。これにより、企業やクリエイターがオリジナルコンテンツを配信しやすくなり、Instagramのリールとは異なるアプローチでユーザーにリーチできます。

     

    ●広告・収益化の強み(AR広告、Snap Map活用)

    Snapchatは、AR広告やSnap Mapを活用した位置情報ベースの広告など、独自のマネタイズ戦略を展開しています。特にAR広告は、InstagramやTikTokよりも先駆的に導入され、ブランドとの親和性が高い点が特徴です。

     

    2. Instagramの機能追加・更新とSnapchatのDAUの変遷の相互関係

    Snapchatの成長とInstagramの機能追加には密接な関係があると考えており、これらも人気の理由を紐解くヒントとなり得そうです。InstagramはSnapchatの人気機能を次々と取り入れましたが、その影響はどのように現れたのでしょうか。

    (1) 2011年~2016年:Snapchatの成長とInstagramの対応

    2011年:Snapchatリリース(消えるメッセージが話題に)

    2013年:Snapchat Stories導入 

    2015年:Snapchat Lenses導入(ARフィルターの始まり) → Instagramは2017年にフェイスフィルターを追加

    2016年:SnapchatのDAUが1億5,800万人に到達

     

    (2) 2016年~2019年:Instagramの追撃とSnapchatの影響

    2016年:Instagramがストーリーズ機能を導入 → Snapchatの独自性が失われユーザーのシェアが分散

    2018年:Snapchatがデザイン変更(不評でDAUが減少)

    2018年:Instagramがショッピング機能追加 → Snapchatはeコマース連携を強化

     

    (3) 2020年以降:Snapchatの独自戦略と復活

    2020年:Snapchatが「Spotlight」導入(TikTok対抗)

    2021年:SnapchatのDAUが再び増加(2億9,300万人)

    2023年以降:SnapchatはARとクローズドな関係性に特化し、若年層の支持を維持

     

    このように、InstagramがSnapchatの機能を取り入れたことで一時的に成長が鈍化しましたが、SnapchatはAR技術やクローズドなコミュニケーションの強みを活かし、独自の地位を築き続けていることが分かります。

    データ参照

    3. 結論:Instagramとの競争の中でSnapchatが生き残る理由

    Instagramが次々とSnapchatの機能を取り入れたことで、Snapchatは何度も存続の危機に直面しました。しかし、それでも生き残り続けているのは、次のような理由があるからです。

    • リアルな友人とのクローズドなつながりを重視
    • AR技術の先進性を維持し、新たな広告市場を開拓
    • 消えるメッセージとストリーク機能によるエンゲージメントの高さ

    現在のSNSは、インフルエンサー主導のInstagramやTikTokとは異なり、「プライベートで親しい人とだけつながる」ことを求めるユーザーも増えています。その点で、Snapchatは特定の層にとってなくてはならないプラットフォームとなっています。

    特にアメリカでの若年層向けSNSマーケティングにおいては、Snapchatの持つ独自の特性を理解し、適切に活用することがポイントにもなります。特に、AR広告やストリークを活用したエンゲージメント施策などは、他のSNSでは得られない効果を生み出す可能性があります。

    TikTokが現時点では利用できないアメリカ市場。代わりとなるSNSは現れるのか。どの既存SNSがけん引していくのか。今後も変化が目まぐるしいSNS市場が続いていきそうです。

     


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    江田 万結子

    SNSマーケティングを一番の強みとするマーケター。フットワーク軽く色々なことに興味深々な性格から引っ越すことも多く、兵庫→東京→福岡→ハワイと渡り歩きLAにたどり着く。SNSのことでもそれ以外でも、いつでもお気軽にご連絡・ご相談ください :)

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