JAZZバー紹介 – Smalls(NYC)で体験する、深夜の Jam Session
皆さんこんにちは、大塚です。
今回は特別編として、先日ニューヨークを訪れた際に立ち寄ったジャズクラブ、Smalls Jazz Club をご紹介します。

向かったのは、グリニッジ・ヴィレッジの West 10th Street。小さな看板を頼りに狭い階段を降りると、そこが Smalls です。オープンは 1994 年、ちょうど私と同い年のクラブです。地下の小さな部屋に 60 席ほどが詰め込まれた、まさにライブハウスという空間。Kind of Blue のドラマー Jimmy Cobb が晩年までこのステージに立ち、Roy Hargrove が深夜のセッションにふらっと現れて吹いていた店でもあります。

この夜に参加したのは、遅い回のライブが終わったあと、深夜から明け方 4 時近くまで続く Jam Session。チケットは不要で、無料で入ることができます。ホストバンドが 1 曲演奏したあとは、楽器を持って集まった飛び入りのミュージシャンが次々とステージに上がっていきます。

驚いたのは、さっきまで隣でビールを飲んでいたお客さんが、おもむろにケースからサックスを取り出し、そのままステージに上がっていったこと。客席とステージの境目がほとんどないこの店では、聴く側と弾く側の区別すら曖昧です。初めて顔を合わせたはずのメンバー同士が、スタンダードのテーマをきっかけに一気に噛み合っていく瞬間は、計画されたコンサートでは味わえない緊張感がありました。

通常のライブは 18:00 と 19:30 の早い回、21:00 と 22:30 の遅い回があり、こちらは公式サイトからの事前購入がおすすめ。チケット料金とは別に、1 セットにつき 1 人 1 ドリンクの注文が必要です。時間に余裕があれば、遅い回から深夜の Jam Session まで通しで楽しむのがニューヨーク流です。
今まさに生まれている音を、客席ではなく同じ部屋の中で感じたい方に、ぜひおすすめの一軒です。
Smalls Jazz Club
大塚 康平
大好きなビール、サーフィンなどのローカル情報を発信していきます。