古く見えるWebサイトの共通点:デザイン視点で見直すべき10項目
自社のWebサイトを見て、「情報は間違っていないのに、なぜか古く見える」と感じたことはありませんか?
Webサイトの印象は、配色や写真だけで決まるものではありません。余白、フォント、ボタン、ファーストビューなど、小さな要素の積み重ねによって「新しい」「古い」という印象がつくられます。
この記事では、古く見えるWebサイトに共通する10のポイントを、デザインの視点から紹介します。Webリニューアルを検討している方は、自社サイトを見ながら確認してみてください。
目次
- 配色が多く、ルールが統一されていない
- 余白が少なく、情報が詰め込まれている
- 写真の画質やテイストがそろっていない
- フォントが読みづらい、または種類が多い
- ボタンが小さく、クリックできる場所が分かりにくい
- ファーストビューで何の会社か分からない
- スマートフォンで見づらい
- レイアウトのルールがページごとに違う
- 装飾や動きが多すぎる
- 情報が更新されていない
- 自社サイトの簡易診断
- よくある質問(FAQ)
- まとめ
1. 配色が多く、ルールが統一されていない
ページ内で多くの色を使ったり、ページごとに異なる色を使ったりすると、全体がまとまりにくくなります。特に原色を多用すると、情報が強く見えすぎて、少し前のWebサイトのような印象になりがちです。
まずは、背景に使うベースカラー、ブランドを表すメインカラー、ボタンなどに使うアクセントカラーの3つを基本にすると、統一感を出しやすくなります。
2. 余白が少なく、情報が詰め込まれている
文字や画像を隙間なく並べると、一度にたくさんの情報を見せられます。しかし、訪問者にとっては「どこから見ればよいか分からない」状態になります。
最近のWebデザインでは、余白も情報の一部です。見出し、本文、画像、セクションの間に十分な余白を取ると、内容のまとまりが伝わり、画面もすっきり見えます。
3. 写真の画質やテイストがそろっていない
画質の低い写真、サイズを無理に引き伸ばした写真、撮影環境が異なる写真が混在していると、サイト全体の印象が古く見えます。
写真を新しくするだけでも、Webサイトの印象は大きく変わります。明るさや色味、人物の写し方、画像の縦横比など、サイト全体でルールを決めることが大切です。ストック写真を使う場合も、自社らしい雰囲気と合っているかを確認しましょう。
4. フォントが読みづらい、または種類が多い
装飾の強いフォント、小さすぎる本文、行間の狭い文章は読みにくさにつながります。また、複数のフォントを使いすぎると、ページごとに雰囲気が変わり、統一感がなくなります。
本文は読みやすさを優先し、フォントは1〜2種類程度に絞るのがおすすめです。見出しと本文のサイズ差をつけると、情報の優先順位も分かりやすくなります。
5. ボタンが小さく、クリックできる場所が分かりにくい
お問い合わせや資料請求へのボタンが、本文中のリンクと同じ見た目になっていないでしょうか。ボタンが小さい、色が目立たない、ページごとに形が違うと、訪問者は次の行動に迷います。
ボタンは、色・形・文字のルールを統一し、「お問い合わせ」「詳しく見る」など、押した後に何が起こるか分かる言葉を使いましょう。スマートフォンでも押しやすいサイズにすることが重要です。
6. ファーストビューで何の会社か分からない
ページを開いて最初に見える範囲を、ファーストビューと呼びます。ここに会社名と大きな写真だけがあり、サービス内容や強みが伝わらないと、訪問者は「自分に関係のあるサイトか」を判断できません。
ファーストビューでは、少なくとも次の3点が伝わる状態を目指します。
- 誰に向けたサービスか
- 何を提供しているか
- 他社との違いや強みは何か
きれいなデザインだけでなく、短時間で内容を理解できることが大切です。
7. スマートフォンで見づらい
パソコンでは問題がなくても、スマートフォンでは文字が小さい、画像が切れる、ボタンが押しづらいケースがあります。現在はスマートフォンからWebサイトを見る人も多いため、モバイル表示の使いづらさは、サイト全体の古さとして感じられます。
画面幅に合わせてレイアウトを調整するレスポンシブ対応だけでなく、文章量、画像の見せ方、ボタンの位置までスマートフォン向けに確認しましょう。
8. レイアウトのルールがページごとに違う
あるページでは見出しが中央揃え、別のページでは左揃え。画像の角丸やボタンの形もページごとに異なる。このような小さな違いが積み重なると、継ぎ足しで運用してきた印象が出ます。
見出し、本文幅、画像、ボタン、余白などの基本ルールを決めて繰り返し使うと、サイト全体に一貫性が生まれます。
9. 装飾や動きが多すぎる
影、グラデーション、枠線、点滅、スライダー、複雑なアニメーションなどを同時に使うと、伝えたい情報より装飾が目立ってしまいます。
動きや装飾は、視線を誘導したり、操作を分かりやすくしたりするために使うものです。「なぜこの装飾が必要か」を説明できない場合は、一度減らしてみましょう。要素を絞ることで、かえって洗練された印象になります。
10. 情報が更新されていない
デザインを新しくしても、最終更新が数年前のニュース、古いスタッフ写真、終了したサービスが残っていると、サイトは古く見えます。訪問者が「現在も営業しているのか」と不安になる可能性もあります。
Webサイトは公開して終わりではありません。定期的に情報を見直し、不要な内容を削除し、現在の事業や会社の姿に合わせて更新することが大切です。
まずは自社サイトを簡易診断してみましょう
次の項目に3つ以上当てはまる場合は、部分的な改善またはリニューアルを検討するタイミングかもしれません。
- ☑ 使用している色が多く、配色ルールを説明できない
- ☑ 文字や画像の間に余白が少ない
- ☑ 写真が古い、暗い、または画質が低い
- ☑ 本文が小さく、長い文章を読みづらい
- ☑ お問い合わせボタンが見つけにくい
- ☑ ファーストビューで事業内容が伝わらない
- ☑ スマートフォンで表示が崩れる
- ☑ ページごとに見出しやボタンのデザインが違う
- ☑ 装飾やアニメーションを多用している
- ☑ 数年前の情報がそのまま残っている
よくある質問(FAQ)
Q. Webサイトが古く見える場合、全面リニューアルが必要ですか?
必ずしも必要ではありません。写真の差し替え、配色やフォントの整理、余白の調整など、部分的な改善で印象が変わる場合もあります。現在のサイト構造や更新のしやすさを確認したうえで判断することが大切です。
Q. どの項目から改善すればよいですか?
まずは、ファーストビュー、スマートフォン表示、お問い合わせボタンを確認しましょう。訪問者が最初に見る場所と、問い合わせにつながる場所を優先すると、改善の効果を感じやすくなります。
Q. 写真を変えるだけでも効果はありますか?
はい。写真はWebサイト全体の印象に大きく影響します。画質、明るさ、色味、構図をそろえるだけでも、サイトが新しく見えることがあります。
Q. レスポンシブ対応とは何ですか?
パソコン、タブレット、スマートフォンなど、画面の大きさに合わせてレイアウトを調整する仕組みです。ただ表示を収めるだけでなく、文字の読みやすさやボタンの押しやすさまで確認する必要があります。
Q. Webデザイン診断では何を確認しますか?
配色、余白、写真、フォント、導線、スマートフォン表示などを確認し、見た目と使いやすさの両面から改善点を整理します。全面リニューアルが必要か、部分的な改善で対応できるかを判断する材料にもなります。
まとめ
Webサイトが古く見える原因は、配色や写真だけではありません。余白、文字、ボタン、レイアウト、スマートフォン表示、情報の鮮度など、複数の要素が関係しています。
すべてを一度に作り直さなくても、写真の差し替え、配色の整理、余白の調整など、優先度の高いところから改善できます。大切なのは、見た目だけを新しくするのではなく、訪問者が迷わず情報を理解し、次の行動に進める状態をつくることです。
Seeknet USAでは、Webサイトの見た目と使いやすさをデザインの視点から確認し、改善すべきポイントを整理するWebデザイン診断・Webリニューアルのご相談を承っています。
「どこから直せばよいか分からない」「全面リニューアルが必要か、部分改善でよいか判断したい」という方は、お気軽にご相談ください。
日下部 駿
現在はWebデザインに関心があり、たくさんのサイトとにらめっこする日々です。
趣味は家でゆっくり映画・配信視聴、音楽を聴くことです。
最近はK-popにどっぷりはまっています。
山形県出身で、地酒と芋煮、中華そばが大好きです。