情報戦の時代に日本人が世界最先端のトレンドを知る方法
こんにちは!インターン生の柚木と申します。
アメリカで約一カ月間、ウェブマーケティングのインターンをしております。
日本にいる時よりも情報の多さに圧倒されており、この莫大な量の情報の中から取捨選択をして
マーケティングに生かすのはやはりハードルが高いものだと実感しています。
そこで世界規模で流行しているものを知ることができたら効率的でよりよいマーケティングに繋がるのではないかと思い、深堀りしてみました。
日本人が世界の流行を掴むには時間差がある
世界のトレンド分析をしていると、
多くの流行は海外で生まれ、その後日本に入ってくることがたくさんあります。
特にSNSではその傾向が顕著です。
例えば
- TikTok
- BeReal
などのサービスは、海外で広がった後に日本でも流行するケースが多く見られます。
実際、BeRealは
海外での流行 → 2021年
日本での流行 → 2022年
と約1年の差がありました。
私自身マーケティングに関わる中で感じるのは、日本と海外ではトレンドの出方が大きく違うということです。
この「時間差」は、マーケターにとって非常に重要な意味を持ちます。
なぜ日本では世界のトレンドが遅れて広がるのか
その理由は単純に英語から日本語への翻訳の問題ではありません。
もっと構造的な要因があります。
大きな理由が市場規模と拡散力の違いです。
英語圏のサービスは、
アメリカだけでなく
- イギリス
- カナダ
- オーストラリア
- インド
など世界中に広がる可能性があります。
実際、インターネット上の約49%のコンテンツは英語で書かれており、英語は圧倒的に多くの情報が流通する言語です。
そのため新しいSNSやテクノロジーのトレンドは、まず英語圏のコミュニティで共有され、その後各国へ広がるケースが多く見られます。
つまり、サービスが生まれた瞬間から世界中のユーザーが同じ情報を同時に共有できる環境があるのです。
例えばInstagramでは、投稿されたコンテンツが国を越えてアルゴリズムによって拡散されます。
そのため、アメリカのユーザーが作ったトレンドが、
同じ言語・同じプラットフォームを使うユーザーに瞬時に広がり、
世界的な流行へと発展していく構造があります。
一方で、日本語のインターネットは世界全体の数%程度であり、言語の壁によって海外のトレンドが直接流入しにくい構造があります。

Languages most frequently used for web content as of October 2025, by share of websites
その結果、海外で生まれたSNSの文化やトレンドが
日本に入ってくるまでに時間差が生まれやすいのです。
さらに重要なのが、スタートアップへの投資額の差です。
アメリカではVCから巨額の資金が流れ込み、
新しいサービスが次々と生まれます。
こうした環境があるため、新しいトレンドは海外で先に生まれることが多いのです。
ただし、ここで注意すべき点もあります。
必ずしも英語圏が最先端とは限りません。
例えば
- TikTok → 中国
- WeChat → 中国
- Shein → 中国
のように、アジア発のサービスが世界のトレンドになるケースも増えています。
つまりマーケターは
英語圏 + アジアの動向
の両方を見る必要があります。
東南アジアをはじめとした人口の多い発展途上国では、SNSが単なるコミュニケーションツールではなく、
人とのつながりや情報収集の中心的なインフラとして使われています。
そのためFacebookやTwitterなどのプラットフォーム上で
ネットワークを構築する傾向が強く、
SNSがグローバルな情報拡散のハブになっています。
つまり使用頻度や人口の観点からみても世界のトレンドになる確率は高いです。
この構造を考えると、日本のマーケターにとって重要なのは
「日本で流行してから知る」のではなく、
海外でトレンドが生まれた段階でそれを察知することです。
マーケティングは情報戦の時代
では、このSNSトレンドの「時間差」を
マーケターはどのように無くすことができるのでしょうか。
重要なのは、
世界のSNSトレンドをできるだけ早く知ることです。
海外で生まれたトレンドをいち早く知ることができれば、
日本で広がる前にマーケティング施策として試すことができます。
そのためには、情報収集の方法を少し変える必要があります。
例えば次のような方法があります。
SNSカルチャーの変化を見る
マーケティングにとって重要なのはカルチャーの変化です。
そのためには、次のようなコミュニティを見るのも有効です。
- Reddit(2チャンネルの進化版のようなもの)
- TikTok のトレンド
- Discord のコミュニティ
こうした場所では、企業のマーケティングよりも先に
ユーザーのカルチャーやトレンドが生まれることがあります。
実際、多くのミームやSNSトレンドは
こうしたコミュニティから広がっています。
投資家をフォローする
VCや投資家は、世界のトレンドを早く知っています。
Xなどで
- 投資家
- スタートアップ創業者
をフォローすると、新しいサービスの情報がいち早く流れてきます。
ぜひとも動向をチェックしてほしい投資家は
・Elon Musk
・George Soros
・Jake freeman
の三名です。 特に最後のJake freeman は20歳で株式投資を始め、
全米最大級の小売チェーンの破産に伴うミーム株で大儲けをした今後の動きがとても気になる投資家です。
英語検索を習慣化する
日本語検索だけではなく、
英語でも情報を調べる習慣をつけることで、トレンドの情報量は一気に増えます。
また今はGoogleの検索エンジンにはウェブサイトに翻訳機能が付いているのでそれらを活用することで簡単に英語で情報収集することができます。
App Storeランキングを見る
App Storeのランキングは、
新しいトレンドの合図になることがあります。
海外ランキングをチェックするだけでも、
次に流行するサービスのヒントを得ることができます。
情報の早さがマーケティングの武器になる
マーケティングの競争は、
必ずしもアイデアだけで決まるわけではありません。
むしろ重要なのは
どれだけ早く新しい情報を手に入れるか
です。
世界のトレンドをいち早く知ることができれば
- 新しい施策を先に試すことができる
- 競合より早くトレンドに乗ることができる
- マーケティングの選択肢が広がる
さらに、トレンドを理解したコンテンツは
ユーザーの関心とも一致しやすくなり、
SNSやコミュニティでのエンゲージメントの強化にもつながります。
世界の情報に少しだけ目を向けるだけで、
マーケティングの視野は大きく広がります。
そしてその積み重ねが、
より強いマーケティングを生み出すことにつながるのです。
Intern
seeknet USAでインターンとして活躍中の学生ライターが執筆した記事です。現場でのリアルな体験や学びを、フレッシュな視点でわかりやすくレポートしています。