WebflowのWorkspaceやSite Planに悩む女性

わかりづらい!Webflowのプランと移行についてを解説:混乱しやすいポイントをまとめてみました。

Last Updated on 2025-08-22by Naoki Hashimoto
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  • Index
  1. アカウントとWorkspaceの違い
  2. Webflowのプランは2階層
  3. サイト移行(Site Transfer)
  4. サイトプラン(ホスティング)の移行
  5. ワークスペース移行(Workspace Transfer)
  6. サイト移行とWorkspace移行の比較表
  7. Webflowでサイトやワークスペースを移行するときのありがちなミスまとめ

はじめに。

Webflowは、デザインの自由度の高さ、高速のホスティング込みのSaaSアプリケーションでセキュリティ面も強い、且つCMS機能も充実(この点はWordPressには劣りますが → この辺の違いについてはこちらのブログで解説しています。)している優れたツールなので、弊社でもお客様のサイトに続々採用しています。
そんなWebflowですが、プランやそれに不随する移行の概念が独特で癖があり、正直ややこしい。そこで、ここでは、公式ヘルプ情報を踏まえつつ、その辺りの仕組みを整理しました。

1. アカウントとWorkspaceの違い

いきなり紛らわしいのですが、アカウントとWorkspaceは別物なのです。

  • アカウント(Account)
    • メールアドレス単位のログイン権限
    • 1つのアカウントで複数のWorkspaceに所属できる(例:自分用、会社用、クライアント用など)
  • Workspace
    • サイト(プロジェクト)や請求情報の「入れ物」
    • メンバー、課金プラン、オーナー権限などはWorkspaceごとに独立
    • クライアントやチームごとに分けて作る

👉 よくある勘違い:「アカウントごとの課金」ではなく、「Workspaceごとの課金」。

 

2. Webflowのプランは2階層

  • 上階:Workspace プラン
    デザイナーやチームがログインしてプロジェクトを作る場所。
    プロジェクト数やメンバー数、共同編集の可否がここで決まる。
  • 下階:サイトプラン(Site Plan / ホスティング)
    実際にサイトを公開するためのプラン。
    CMS機能の有無、トラフィック上限、独自ドメイン接続などがここで決まる。

👉 よくある勘違い:「ワークスペースプランを持っていれば独自ドメインで公開できる」→ 実際はホスティング(Site Plan)を別で購入する必要がある。

実際のプランの詳しい内容はこちらの公式ページをご確認ください。

 

3. サイト移行(Site Transfer)

● 移行できるもの

  • デザイン、CMSコレクション、コンテンツ、アセット、Eコマース商品・注文データ、カスタムコード、リダイレクト設定、バックアップなど

● 移行できないもの

  • サイトプラン(ホスティング契約)
  • 独自ドメイン設定
  • 請求情報、課金履歴
  • フォーム通知先、reCAPTCHAキー(再設定が必要)、Adobe Fonts(Workspaceレベルの設定)
  • エディターの共同編集者

注意点

  • サイト移行はStarterプランでのみ可能。
  • 有料プランがついたままでは移行できない。
  • ただしClient Payments(クライアント課金)を使っている場合のみ、有料プランやドメインも含めて移行可能。

👉 よくあるケース:開発者がクライアントに納品する → デザインやCMSデータは移行できるが、クライアント側で改めてSite Planを契約してもらう必要あり。

 

4. サイトプラン(ホスティング)の移行

  • 同じWorkspace内であれば、有効なサイトプランを別のサイトに移すことが可能。
  • この場合:
    • 元のサイトはStarterにダウングレード
    • 新しいサイトは残りの契約期間・ドメイン設定・SSLを引き継ぐ
    • ただしフォームや外部アプリ連携などは引き継がれない。

👉 つまり「同じアカウント内でリニューアルした新サイトにホスティングを乗せ替える」ときに使う。

 

5. ワークスペース移行(Workspace Transfer)

● サイト移行とどう違う?

Workspace移行 = アカウントごと譲渡 → 中にあるすべてのサイト・有料プラン・独自ドメイン・請求設定を丸ごと引き渡す。

● 特徴

  • ホスティング契約や課金はそのまま維持される。
  • サイトを再公開したり、新たにプランを買い直す必要はない。
  • Workspaceの「オーナー権限」をクライアントに移すだけ。

👉 「クライアント専用にWorkspaceを作って、最後に丸ごと引き渡す」場合に有効。

6. サイト移行とWorkspace移行の比較表

  サイト移行 ワークスペース移行
移行対象 単一サイト Workspace全体(すべてのサイト)
ホスティング移行 (Client Payments利用時のみ可)
ドメイン移行
請求・課金移行

ざっくりまとめると:

  • サイト移行 = デザイン/データだけ動かす(ホスティングは移らない)
  • Workspace移行 = アカウント丸ごと引き渡す(ホスティングも課金もそのまま)

Webflowでサイトやワークスペースを移行するときのありがちなミスまとめ

● サイト移行でありがちなミス

  • ホスティング(Site Plan)が移らないのを忘れる
    • Starterにダウングレードして移行すると、デザインは移っても独自ドメインでは公開できなくなる。
    • クライアントに説明していないと「サイトが壊れた」と誤解される可能性も。
  • 自分のSite Planを解約し忘れる
    • 移行後も自分のWorkspaceで課金が続いてしまい、使っていないホスティング料金を払い続けることになる。
  • フォーム通知設定が消える
    • フォーム送信データは残るが、通知メール先の設定はリセットされる。
    • 設定し直さないと、クライアントに問い合わせが届かない。
  • 独自ドメインを再接続しない
    • ドメイン設定は移行されないため、クライアント側で再設定が必要。
  • reCAPTCHAキーや外部連携を忘れる
    • reCAPTCHA、Adobe Fonts、アプリ連携はWorkspace単位。
    • 移行後は動かなくなったり、フォントが変わったりする可能性がある。
  • 複製移行でデータが欠ける
    • サイトを複製して移行すると、フォーム送信履歴やバックアップ、エディター設定などは引き継がれない。
    • 過去データが重要な場合は注意。

● ワークスペース移行でありがちなミス

  • すべてが移動することを理解していない
    • ワークスペースごと渡すと、中のすべてのサイト・課金・ドメインが丸ごと移ってしまう。
    • 他のクライアント案件まで一緒に渡すリスク。
  • オーナー権限を正しく移譲しない
    • Billing権限は「オーナー」にしかない。
    • 移行後も自分がオーナーのままだと、クライアントは請求を管理できない。
  • 支払い方法を整理しない
    • クレジットカード情報が残っていると、クライアントのサイト代が自分のカードに請求され続ける。
  • 不要なコラボレーターを残す
    • ワークスペースのメンバー権限はそのまま残る。
    • 元チームメンバーが意図せずアクセス可能なままになる。
  • 自分の資産まで渡してしまう
    • 個人サイトや別案件のサイトを同じWorkspaceに入れていると、それらも一緒に移行されてしまう。

● 両方に共通するミス

  • 移行タイプを間違える
    • サイトだけ渡したいのにワークスペースごと渡す、またはその逆。
  • ダウンタイムの説明不足
    • DNS再設定やSite Plan購入のタイミングで一時的に公開が止まる。事前に伝えないとトラブルに。
  • 返金ルールを理解していない
    • 年間契約は途中解約でも返金されず「アカウントクレジット」になるだけ。
    • クライアントにそのまま引き継げないので損をするケースがある。

ご相談ください!

冒頭でも触れましたが、Webflowは本当に優れたシステム・ツールなので、こういった癖のある部分も理解した上で、最適なプランや方法を選択することが大事になってきますね。サイトの作成やリニューアルをWebflowで、とお考えの方も多いかと思います。弊社ではWebflowでの制作実績も多数ありますのでお気軽にご相談ください!

 

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橋本 直紀

ウェブデザイン周り、主にコーディングを担当する傍ら、メルマガ「編集部」一員として、ニュースレター「Seek-ten Times」冒頭のコラムを毎月執筆。 フィラデルフィアで生まれ(生まれただけ)、神奈川で育ち、東京の大学を卒業、その後ポートランド~LAと渡り歩く。色んな縁に巡り合ったものです。

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