【会員機能付ウェブサイトを作ろうとしている方注目!】WordPressのおすすめプラグイン、Simple WordPress Membership を実際に使ってウェブサイトを作った話。
INDEX
はじめに
今回、とあるクライアントの企業様のサイトの一新をお任せいただいたのですが、そのサイトの肝になったのが会員機能でした。WordPressに数々存在する会員機能プラグインを実際に試してみた結果、クライアントの条件を満たし、且つ管理する側も比較的使いやすかったのがSimple WordPress Membershipでした。日本の/日系企業の皆さまが会員機能を持ったサイトを作る際にお役に立つこともあるかと思い、今回こちらを執筆しました。
※以下のスクリーンショットは実際に今回作成したサイトのもので、すべて英語になっていますが、サイトの言語設定を日本語にすれば日本語での表示も可能です。
今回のクライアントの条件
今回、実際にクライアントが会員機能に必要としていた条件が以下でした。そして、Simple WordPress Membershipは、基本的にこれらをすべてカバーしました。
- 有料の会員と無料の会員の両方が設定できること。
→ 以下のように好きなだけ会員レベルを設定することが可能です。
- 支払いがサイトで完結すること。
→ PayPal、Stripeが設定可能です。 - 各投稿記事で閲覧可能な会員レベルを選択できること。
→ 以下のように投稿ごと、あるいはカテゴリーごと、などで制御が可能です。
- 閲覧不可の記事を途中まで出して、好きな位置以降を隠すように設定ができること。また、隠す位置付近は少しずつ見えなくなるような見た目であってほしい。
→ 以下のように、「More」の線を任意の場所に追加すれば、その位置以降が指定の会員でない閲覧者には隠れることになります。また、閲覧可能な会員レベルを自由に選択可能。コンテンツを隠す位置付近を少しずつ見えなくなるようにする見た目はcssで作っています。

CSSの参考例
.swpm-more-tag-not-logged-in:before { content: ""; width: 105%; height: 180px; top: -125px; left: -8px; background: linear-gradient(to bottom, rgba(255, 255, 255, 0.4) 10%, rgba(255, 255, 255, 0.7) 5%, rgba(255, 255, 255, 0.9) 30%, #fff); position: absolute; z-index: -1; filter: blur(5px); } - 会員登録用のフォームのフィールドを自由に設定したい。
→ 会員登録用のフォームのフィールドの変更は有料のアドオンを追加することで可能になります。
https://simple-membership-plugin.com/simple-membership-form-builder-addon/
一回切り$47.00(2025年1月現在) - 会員更新時期にお知らせのメールが飛ぶこと。
→ 会員更新時期にお知らせのメールも、有料のプラグインを入れることで実現可能になります。
https://simple-membership-plugin.com/simple-membership-email-notification-broadcast-addon/
一回切り$39.95(2025年1月現在) - 有料会員でなくなったあとも無料会員として継続できること。
→ 有料会員でなくなったあとも無料会員として継続できるようにするのは、無料のプラグインを入れることで実装可能です。以下にチェックを入れること、どの会員にダウングレードされるかを指定すればOK。
https://simple-membership-plugin.com/simple-membership-miscellaneous-shortcodes-addon/
Simple WordPress Membershipが優れている点。
- 管理画面、操作方法がわかりやすい。
この手のプラグインは内容が複雑で、扱いが難しい場合が多いのですが、基本機能が最低限に抑えられていることもあって、比較的操作方法がわかりやすいです。 - カスタマイズ性が高い
その名の通り、基本機能をシンプルに抑えて、つけたい機能を無料・有料のアドオンで追加することでカスタマイズできるのがこのプラグイン。 - チュートリアルが充実
プラグイン製作元のサイトに充実したチュートリアル(英語)があり、サイト内検索もできるので、アドオンの必要性も含めて確認しながら開発を進めていけます。 - サポートがちゃんと返信をくれる
この手のテックサポートは問い合わせても一向に返事が来なかったり、返事が何日も来なかったりすることが多々ありますが、このプラグインのサポートは少なくとも1日1回くらいのペースで返答をくれます。 - 支払い機能のシュミレーションができる。
PayPalのSandboxを使って、実際に支払いをサイト内で行って会員になり、更新時期になったら自動で支払いをして更新して、、みたいな流れをシュミレーションすることが可能です。 以下にチェックをすればOK
- 各通知メールの内容を日本語にできる。
以下のようにメールの内容もカスタマイズ性が高いです。
手こずった点
このプラグインを使ってサイト開発するにあたり、苦労した点、手こずった点などもきっと読者の方のお役に立つこともあるかと思いますので、数点記載しておきます。
- メールが思うように届かなかった。→クロンジョブのプラグインを入れて解決
WordPressのクロンジョブ(WP-Cron)は、スケジュールされたタスクを実行するためのシステムです。一般的なサーバーで利用できる標準的な「cron」機能を模倣しており、定期的な処理やバックエンド作業を自動化する役割を果たします。 プラグイン製作元は、通知メールをスムーズに機能させるためにクロンジョブ用のプラグインを導入することを推奨しており、今回はWP Crontrolを入れることで解決しました。 - サポートがすぐ返金しようとしてきた。。
色々と、クライアントの要望を忠実に実現するべく、サポートに頻繁に問い合わせていたところ、弱気なのか面倒なのか「それは我々のプラグインでは実現できないので返金します」と何度も言われました。。結果的には色んなアドオンとの組み合わせで殆どのことが実現可能だったのですが。。サポートを元気づけながら?進めていきました。
今回使用したアドオン
ご参考までに、今回使用したアドオンを挙げておきます。
- Simple Membership After Login Redirection・・・その名の通り、ログイン後に飛ぶページを指定できます。
- Simple Membership Custom Messages・・・会員専用コンテンツを途中から隠す際のメッセージなどをカスタマイズできます。
- Simple Membership Form Builder・・・上記でも触れた、登録時に入力する情報のフィールドをカスタマイズできるアドオン
- Simple Membership Google reCAPTCHA V3・・・その名の通り、リキャプチャを入れられます。
- SWPM Custom Post Type Protection・・・カスタム投稿の制御を可能にします。
- SWPM Email Notification and Broadcast・・・上記でも触れた、有料アカウント支払い更新前後に通知メールを送るように設定できるアドオン
- SWPM Misc Shortcodes・・・こちらアドオンの名前がピンとこないのですが、上記でも触れた、有料会員の自動更新停止後に無料会員に自動ダウングレードさせるようにできます。
最後に
今回は備忘録も兼ねて、WordPressのプラグイン、Simple WordPress Membershipを実際にクライアントのサイトに導入した経験に基づいてご紹介しました。少しでもお役に立てたなら幸いです!
また、サイト制作は任せちゃいたい!という方、お気軽にご相談ください!
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橋本 直紀
ウェブデザイン周り、主にコーディングを担当する傍ら、メルマガ「編集部」一員として、ニュースレター「Seek-ten Times」冒頭のコラムを毎月執筆。 フィラデルフィアで生まれ(生まれただけ)、神奈川で育ち、東京の大学を卒業、その後ポートランド~LAと渡り歩く。色んな縁に巡り合ったものです。
