ウェブサイトのテンプレートのコンセプト

SEOに適したWordPressテーマ:デザイン選択が検索ランキングに与える影響

Last Updated on 2025-02-03by Naoki Hashimoto
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WordPressテーマとは?

Wordpress logo

まず、WordPressは世界で最も普及しているウェブサイトのCMSソフトウェアです。CMSとは、コンテンツ管理システムのことで、プログラミングなどを使わずに記事や画像を投稿・編集できるシステムのことを指し(その構築やカスタマイズをちゃんと行うにはプログラミングなどの技術が必要になりますが)、世の中のCMSの中では60%以上がWordPressで、全ウェブサイトでも40%以上を占めます *2025年2月時点。(何を隠そう、弊社サイトもWordPressで作成しています)

適切なテーマを選ぶ、もしくは構築しないと、検索エンジンのランキングが低下する可能性があるWordPressのテーマとは、ウェブサイトのデザインやレイアウトを決定するテンプレートのことを指します。
WordPressがデフォルトで用意しているテーマもありますし、有料のテーマも存在しますが、実はこのテーマの出来が、SEOにも大きく影響します。因みに弊社では、手がけるウェブサイトのほぼすべてにおいてオリジナルのテーマを構築しています。 弊社は主にアメリカの日系企業の皆さまのサイトを作らせていただいておりますが、これはグローバルな事項ですので、これからお話しすることを心に留めておいてくださいね。

WordPressテーマがSEOに与える影響とは。

  1. 読みやすさ Responsive design: タブレットや携帯端末のウェブデザイン
    • モバイル対応の重要性
      レスポンシブデザイン(Responsive Design)という言葉が広く使われるようになってから久しいので、モバイルにまったく対応していないテーマやサイトは少なくなってきましたが、端末の画面サイズに応じて、フォントサイズやレイアウトが適切に調整されていることが重要です。
      Googleは「モバイルファーストインデックス」を採用しており、モバイル表示が最適化されていないサイトは検索順位が下がるのです。
    • フォントと文字サイズの適切さ
      読みづらいフォントや小さすぎる文字サイズは、ユーザーの離脱率を高めます。
      一般的に、本文のフォントサイズは16px前後が推奨され、行間も適切に調整されていることが望ましいとされています。
    • ユーザー行動がSEOに影響
      ユーザーがページを長く閲覧し、スクロールやクリックを増やすと、Googleはそのサイトを「価値がある」と判断し、SEO評価が上がります。
      逆に、読みづらいサイトはすぐに離脱され、「直帰率」が高くなると、検索順位が下がる可能性があります。
  1. ページの読み込み速度
    ページ速度測定コンセプト
    • Googleの評価基準
      ページの表示速度は検索ランキングの要因の一つで、Googleは特にモバイルでの速度を重視し、遅いサイトはSEOで不利になります。Core Web Vitals(コアウェブバイタル)という指標で「ページの読み込み速度」「視覚的安定性」「操作性」が測定され、これが検索結果の順位に影響します。
    • テーマの演出の影響
      一部のテーマやサイトには多くのアニメーション、画像、動画、スクリプト(JavaScript:サイトに動きを与えるためのプログラミング)が含まれており、これがページの読み込み速度を遅くする原因となります。特に「スライダー(スライドショー)」や「パララックス(スクロール時の動き)」を多用したテーマは、パフォーマンスを低下させる可能性があります。
    • 改善方法
      • 不要な機能が詰め込まれていない軽量なテーマを選ぶ、構築する。
      • 画像を圧縮し、WebP(ウェッピー)形式など軽量なフォーマットを利用する。
      • キャッシュプラグイン(WP Rocket、W3 Total Cache など)を活用し、ページの読み込みを高速化する。キャッシュとは、一度読み込んだデータを一時的に保存し、次回以降のアクセス時に再利用する仕組みのことで、これにより、サーバーが毎回データを処理する必要がなくなり、サイトの表示速度が向上します。
      • 不要なJavaScriptやCSSを削減し、ミニファイ(圧縮し軽量化すること)を行う。
  1. 検索エンジンのクロールとインデックス
    検索エンジンクローラーコンセプト
    • クロールとは?
      Googleのクローラー(Googlebot)とは、ウェブサイトを巡回し、コンテンツを収集・解析してインデックス(検索データベースへの登録)する機能のことで、これにより、検索結果に表示されるようになります。
    • クロールが妨げられる原因
      • テーマ・サイトの構造が複雑すぎると、Googlebotがサイトのコンテンツを適切に読み取れない。
      • 大量のJavaScriptやAjax(ウェブページをリロードせずに、サーバーとデータのやり取りができる技術のこと。分かりやすい例を挙げると、Googleマップのスクロール機能やSNSの「いいね」ボタンのカウント機能など)を使用しているテーマは、クローラーがページの内容を認識しにくく、SEOに悪影響を与える。
      • 無駄なコード(冗長なHTMLやCSS:サイトの骨組み構造を作るのがHTMLで、デザインを整えるのがCSS) が多いと、クローラーの処理が遅くなり、ページのインデックスが遅れる。
    • 適切なサイト構造の重要性
      内部リンク構造が整理されていると、クローラーが効率よくページを巡回できます。また、パンくずリスト(Breadcrumbs:ホーム > About のようにページ上部などによく添えられている道標のようなもの) を利用することで、ページの階層構造が明確になり、SEO効果が高まります。

WordPressテーマとプラグインの互換性

WordPressの魅力の一つは、多くのプラグインで機能を拡張できることで、SEO対策のためのプラグインも存在します(All in One SEO、Yoast SEOなど)。しかし、SEO系プラグインとの互換性が悪いテーマや、互換性の悪いプラグインを使用しているテーマも存在するので注意が必要です。

WordPressのアップデートと互換性

WordPressは携帯のOSのように定期的にバージョンがアップデートされますが、一部のテーマはこれに対応していないことがあります。その場合、WordPressとテーマの互換性がなくなり、せっかく作ったサイトの表示がいつの間にか崩れていることにもなり兼ねません。

ウェブシステムアップデートのコンセプト

まとめ

このように、WordPressテーマはSEOに直接的な影響を与えるため、慎重に選ぶことが大事になります。

弊社では、サイトのUI(ユーザーインターフェイス:見た目と操作性)、UX(ユーザーエクスペリエンス:使い心地や利便性)を、クライアントの魅力を最大限にお伝えできるものに仕上げ、更にそのサイトが後のクライアントの活動にお役に立つものにするというミッションのもと、SEOの観点にも注意を払ってオリジナルのテーマを制作しています。ウェブサイトやWordPressテーマについてもお気軽にご相談ください!

 

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橋本 直紀

ウェブデザイン周り、主にコーディングを担当する傍ら、メルマガ「編集部」一員として、ニュースレター「Seek-ten Times」冒頭のコラムを毎月執筆。 フィラデルフィアで生まれ(生まれただけ)、神奈川で育ち、東京の大学を卒業、その後ポートランド~LAと渡り歩く。色んな縁に巡り合ったものです。

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