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アンチウイルスでは守れない時代へ アメリカ拠点でこそ必要となる“EDR”という新しい防御力

Last Updated on 2025-11-21by Kohei Otsuka
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今回のテーマは、近年急速に必要性が高まっている “EDR(Endpoint Detection and Response)” についてです。

「アンチウイルス(ウイルス対策ソフト)が入っているから大丈夫でしょ?」
と聞かれることも多いのですが、実際には アンチウイルスだけでは守れない時代 に突入しています。
特にアメリカ拠点を持つ日系企業にとって、EDRはもはや“セキュリティ投資”ではなく“経営リスク対策”と言える存在です。

今回は、

  • アンチウイルスとの違い
  • サイバー保険との関係
  • 運用がどれだけ楽になるか

を中心に、現場で起きている課題と日米のギャップを交えながらお話しします。

アンチウイルスでは防げない攻撃が主流に

まず前提として、現在のサイバー攻撃の多くは “パターンベースのアンチウイルスでは検知できない” タイプになっています。

アンチウイルスの特徴は以下の通りです。

アンチウイルス(AV)の特徴

既知のウイルスをスキャンして検知
パターン更新に依存
ファイルを対象にした“入り口防御”
未知の攻撃には弱い
つまり、
知っている敵には強いが、知らない敵には弱い
という構造です。

しかし現在主流の攻撃は、

  • AI生成で自然すぎるフィッシングメール
  • ファイルを使わない“ファイルレス攻撃(PowerShell悪用)”
  • 正規プロセスに偽装する攻撃
  • ランサムウェアの暗号化の高速化

など、AVだけでは止められないものが中心 になっています。

そのためアメリカ企業では、アンチウイルスから “EDR+アンチウイルス” への移行が標準になりつつあります。

EDRの特徴

  • 端末のふるまい(挙動)をリアルタイム監視
  • 不審動作をAIで検知
  • 感染前後の動きをすべて記録
  • 異常時は自動隔離・通信遮断

シンプルに言うと
アンチウイルス=鍵
EDR=監視カメラ
の違いです。

鍵だけでは泥棒は防げず、カメラが必要になってきた、という話ですね。

サイバー保険の“実質必須条件”に – アメリカ拠点は特にリスクが大きい

近年大きく変わってきたのが サイバー保険の審査基準 です。

アメリカの主要保険会社は、
以下の3つを「実質必須」にしてきています。

  • MFA(多要素認証)
  • EDRの導入

バックアップの分離保管
実際、ランサム被害時に
「EDR未導入のため保険金不支給」
というケースが増えており、これは日本企業が見落としがちなポイントです。


「EDR導入=サイバー保険で守れる範囲が増える」
という構造になっており、結果としてEDRは
“コストではなくリスク回避の投資” と言える存在です。

EDRは“運用を楽にする”ツール

日系企業のアメリカ拠点では、
IT担当が「1人」「兼任」「総務や会計と兼務」というケースが多く、
セキュリティ運用まで手が回らないのが実情です。

実はEDRは、技術的に高度である一方で、
導入後の運用負担はアンチウイルスより圧倒的に軽い
という特徴があります。

EDRが運用を楽にする理由

不審挙動を自動で検知
自動隔離・自動遮断
感染PCの状態をクラウドで遠隔確認
ログが自動収集されており、本社説明が楽
管理画面で全拠点の端末状況が一覧で見える
“社員が勝手にアンチウイルスをOFFにする”問題が消える
そして何より、
「怪しいメールをクリックしたかもしれない」
という時に、管理者が遠隔から状況をすぐに確認できるため、
初動対応が非常にスムーズになります。

日米双方のコミュニケーションが必要なときにも、
EDRの“ログの透明性”が大きな助けになります。

Seeknetが提供できること

私たちSeeknetでは、日系企業に最適なEDR導入を、技術だけでなく“運用”まで含めて支援しています。

  • 日米のリスク評価
  • 本社への説明資料の作成支援
  • サイバー保険基準との整合性チェック
  • 導入後の運用サポート
  • 月次レポートや改善提案
  • EDR+MFA+バックアップの統合設計

「導入して終わり」ではなく、
現場で使える形に落とし込むことを重視しています。

まとめ

セキュリティ対策は、もはや「アンチウイルスを入れておけば安心」という時代ではありません。

  • 現代攻撃は“ふるまい”で見抜く必要がある
  • サイバー保険はEDRを前提とした審査に変わりつつある
  • 少人数ITの運用負荷を大きく減らしてくれる

特にアメリカ拠点を持つ日系企業にとって、EDRは“新しい標準装備”になりつつあります。Seeknetは、そうした日米の温度差を埋め、両拠点が同じ防御レベルで動けるよう伴走していきます。

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大塚 康平

沖縄で生まれ育ち、地元の小学校の隣がオリオンビール工場という珍環境で育った大塚は、無類のビール好きへと成長していく。12才から東京の代官山へ引っ越す事になり、田舎から大都会へ。高校卒業後、NY州Herkimer Collegeの野球部監督にリクルートされた事がきっかけでアメリカへ渡米、West Virginia University ~ Herkimer Community College ~ San Francisco State Unicersityを経て、楽しかった学生生活に幕を閉じる。その後、野球好きの和田社長に気に入って頂き、2018年seeknet USAに入社。 大好きなビール、サーフィンなどのローカル情報を発信していきます。

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