【LA、NYだけじゃない!?】今日本企業のアメリカ進出に注目の都市5選まとめ!
はじめに
かつては、日本企業のアメリカ進出と言えば、とりあえず足掛かりにロサンゼルス、みたいな時代もありましたが、物価の上昇、事業の多様化、情報の流通などから進出地が分散している傾向が顕著に見られます。
弊社では、そんなアメリカ進出を果たされた企業様、新たに拠点を増やされた企業様などから新しいウェブサイトの構築やリニューアルのご依頼をよくいただきます。
先日もテキサスの主要都市から少し離れた場所に拠点を増やされた企業様の新しいウェブサイトを作らせていただきました。
そんな中で今アメリカの都市で日本企業の進出において注目の場所をリサーチしてみましたので順不同でご紹介します!
#1 テキサス州オースティン(Austin, Texas)
街の特徴は、インディペンデント・ビジネスを保護する政策、ローカル文化を維持し盛り上げるクリエイティブな雰囲気、クラフトビールのブルワリーの多さ、画一的な開発に抵抗する気概、などが挙げられます。余談ですが筆者がオレゴン州のポートランドに住んでいた頃から「オースティンはポートランドに似たクールでヒップな街だよ!」と言われてきました。
オースティンは伝統的なテキサスの文化と最先端のテック産業が融合した、非常にユニークな都市として発展を続けており、特に若い世代にとって、キャリア構築と質の高いライフスタイルの両立が可能な街として人気を集めています。
ポイント
- テキサス大学オースティン校との産学連携が続々進行中
- 法人税がないこと、不動産コストが比較的安価であること
- テスラのギガファクトリーも立地し、サプライチェーン構築の機会
- IT人材の集積(通称「シリコンヒルズ」)
#2 ノースカロライナ州リサーチトライアングル地区(Research Triangle Park (RTP), North Carolina)
こちらは、ローリー(州都)、ダーラム 、チャペルヒルの三つの主要都市で形成される三角地帯を指す言葉で、アメリカ東海岸を代表する高等教育機関や研究所が集中する世界でも有数の学術都市。
この地の研究施設や教育水準の高さも利となって、リサーチトライアングルは教育・研究開発・産業が三位一体となった独特の地域として、特にハイテク産業やバイオテクノロジー分野で重要な役割を果たしています。また、比較的低いコストと高い生活の質を両立させている点も、企業進出を検討する上での大きな魅力となります。
ポイント
- デューク大学、UNCチャペルヒル校などとの連携が容易
- バイオテック企業の集積効果、共同研究開発の推進
- 州政府による積極的な企業誘致施策
- 生活費が東海岸の他都市と比べて30-40%低い
#3 アリゾナ州フェニックス(Phoenix, Arizona)
アメリカ合衆国アリゾナ州の最大の都市。実際は「フィーニクス」に近い発音です。安い税金、そして精密機械製作には好適な温暖で乾燥した気候、大消費地への近さという条件があいまって、カリフォルニア州から大量の半導体、エレクトロニクス産業が流入してきたことで急速に発展。シリコンバレーにあやかって「シリコンデザート(砂漠)」と呼ばれることもあり、グランド・キャニオン国立公園などの国立公園も近く観光都市としても人気で、カリフォルニアからの企業・人材の移転先としても重要な位置づけとなっています。
ポイント
- 日米両首脳が「日米コアパートナーシップ」において、半導体を含む機微なサプライチェーン及び重要技術の育成・保護に関し協力することで合意
- インテル、TSMCなど半導体大手の進出で産業集積が加速
- 年間300日以上の晴天で太陽光発電に適している
- アジアからの直行便増加で利便性向上
- 世界最大規模の半導体関連の展示会セミコンウェストが2025年にアリゾナで開催
#4 ジョージア州アトランタ(Atlanta, Georgia)
ジョージア州最大の都市(州都)であり、コカ・コーラ、ホームデポ、UPS、デルタ航空、CNNなどの名だたる企業が本拠を置いています。
経済面での国際的な影響力に加え、「世界で最も忙しい空港」と呼ばれるハーツフィールド・ジャクソン・アトランタ国際空港を擁し、南部最大の経済中心地として、特に物流、フィンテック、エンターテインメント産業などで重要な役割を果たしています。
更に何を隠そう、弊社も支社を置いています!
ポイント
- YKK、TOTO、三菱電機など製造業の拠点
- フィンテック関連企業の進出
- サイバーセキュリティ分野での協業
- ハーツフィールド・ジャクソン国際空港の利便性。デルタ航空のハブであり国際線も充実
#5 テネシー州ナッシュビル(Nashville, Tennessee)
テネシー州の州都で、州内最大の都市。音楽、医療、出版、銀行業、運輸業の中心地であり、多くの大学が存在。音楽業界の中心地としても知られ、「ミュージック・シティ」というニックネームがつけられています。
このような伝統的な音楽産業に加え、自動車、医療、テクノロジーなど多様な産業が発展する都市として急成長を続けています。特に、ビジネスフレンドリーな環境と生活の質の高さが、企業や人材を惹きつける要因となっています。
ポイント:
- 日産北米本社が立地
- デンソー、ブリヂストンの製造拠点
- 州政府による手厚い税制優遇
- 労働組合の影響が比較的少ない
- 音楽産業を中心としたエンターテインメント産業の発展
- 中西部・南部をカバーする物流の要所
まとめ
このように、最近の日本企業の米国進出は、従来の大都市圏から、コスト競争力があり、人材確保が比較的容易で、州政府のサポートが充実した中規模都市へとシフトする傾向が見られるようです。今後アメリカ進出をお考えの方も、その辺を参考に拠点を決めてみるのも良いかもしれません。そして進出の際は是非弊社に新ウェブサイトの作成をお任せください!
橋本 直紀
ウェブデザイン周り、主にコーディングを担当する傍ら、メルマガ「編集部」一員として、ニュースレター「Seek-ten Times」冒頭のコラムを毎月執筆。 フィラデルフィアで生まれ(生まれただけ)、神奈川で育ち、東京の大学を卒業、その後ポートランド~LAと渡り歩く。色んな縁に巡り合ったものです。