展示会やイベントでは何を撮る?あとで使える動画素材と撮影のコツ
年末も近づいてきて、そろそろ来年のイベントや展示会のスケジュールを考え始めている企業様も多いのではないでしょうか?
企業として展示会やイベントに参加したのち、いざSNSに参加報告を兼ねて投稿しようとすると、
- 会場の外観
- 自社ブースの俯瞰
- スタッフの集合写真
などしかなく、
“ずっとブースの映像が続いてしまう…”
“イベントの盛り上がりがまったく伝わらない…”
“横動画ばかりでリールには使えない…”
と困ってしまった経験はありませんか?
イベント当日はとてもバタバタするので、何も決めずに現地に行くと、気づいたタイミングでカメラを回すだけになってしまいます。
その結果、記録映像にしかならず、SNSなどに流用することが難しくなるケースもよくあります。
そこでこの記事では、SNS投稿に使うことを前提に、展示会やイベント当日に何を撮影しておくべきかを、BtoB企業とBtoC企業、それぞれ解説していきます。
まずは”何のために撮影するのか”を決めておく
イベント当日に撮影する前に、まず考えておきたいのが、”何を目的として動画や写真をSNSに投稿するのか”です。
同じ展示会でも、BtoB企業とBtoC企業では、ユーザーに見せたいものが少し異なります。
例えばBtoB企業であれば、商品やサービスの特徴だけでなく、実際にスタッフが説明している様子やデモを行っている様子などを見せることで、会社の専門性や信頼感を伝えることができます。
一方、食品やコスメ、アパレルなどのBtoC企業では、商品の見た目だけではなく、来場者が実際に商品を試している様子やイベントを楽しんでいる姿など、”その場の体験”を見せることが重要になります。
一例として、それぞれの目的と見せたいものをまとめると、下記のようになります。
| 目的 | 見せたいもの | |
|---|---|---|
| BtoB企業 |
企業・ブランド・技術の認知 |
商品説明 デモ風景やスタッフの専門性 商談風景 など |
| BtoC企業 | 商品・ブランド認知 購買意欲の増加 次回イベントへの参加意欲 ファン獲得 など |
来場者の反応 商品が並んでいる様子 体験している様子 会場の盛り上がり など |
イベントで撮影するときは、単純に”イベントの記録を残す”のではなく、“イベントを材料にSNSコンテンツを作る”という意識を持っておくだけでも、撮る映像は大きく変わります。
BtoB企業で作れる動画アイデア
そもそも、展示会の中でどのような動画を作ることができるでしょうか?
事前に作りたい動画のイメージを持っておくことも、とても大切です。
ここでは3つのアイデアと、それぞれの参考動画を紹介します。
1. イベントの雰囲気を伝える
自社ブースに限らず、”こんなイベントに参加してきました”ということを伝える動画です。
この場合は、会場全体の雰囲気や、自社ブースに人が集まっている様子、実際にデモを行っている様子などを撮影しておく必要があります。
単純な参加報告だけでなく、どのような規模のイベントだったのか、どんな企業や人が参加していたのかまで伝えられると、よりイベントの雰囲気が伝わりやすくなります。
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2. 自社ブースの紹介や設営の様子
しっかりと作り込んだ自社ブースは、それだけでも企業の信頼感につながります。
また、実際に展示会へ参加する予定の人にとっては、”このブースに行ってみたい”と思うきっかけにもなります。
完成後のブースだけを撮影するのではなく、
設営前→設営中→完成後
まで残しておくことで、1つのコンテンツとして見せることもできます。
カメラを固定して撮影するタイムラプスもおすすめです。
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3. デモの様子
デモ用の製品やサービスを用意しているのであれば、実際に説明している様子をしっかりと撮影しておきましょう。
それだけでも1つのコンテンツになりますし、その展示会に参加できなかった方にも、SNSを通してデモの内容を届けることができます。
特に、機械が動く瞬間や画面が切り替わる瞬間など、動きのある部分は動画との相性が良いため、ぜひ撮影してみてください。
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BtoB企業が撮っておきたい動画素材
BtoB企業では、派手な映像を撮ることよりも、”どのような会社なのか”、”何を提供しているのか”、”どんな人が働いているのか”が伝わる素材を残しておくことが大切です。
1. 自社ブース
これは皆さん撮影していると思いますが、自社ブースは必ず残しておきましょう。
ポイントは、ブースだけをアップで撮影するのではなく、イベント名や周囲の様子も少しわかるように撮影することです。
具体的には、
- ブース全体の引きの映像
- ロゴや看板、商品名など、目立たせたいもののアップ
- 来場者がブースに集まっている様子
- スタッフと来場者が会話している様子
などです。
同じブースでも複数の画角を残しておくことで、編集時に同じような映像ばかりが続くことを防ぐことができます。
2. 商品やサービスのデモ
展示会の大きなメリットは、商品やサービスを実際に動かしている様子を撮影できることです。
特に、
“ボタンを押す瞬間”
“機械が動き出す瞬間”
“画面が切り替わる瞬間”
など、動きのある部分はSNSでも使いやすい素材になります。
商品の全体像だけでなく、手元や細かい部分のアップも撮影しておきましょう。
3. スタッフの短いコメント
イベントの途中や終了後に、スタッフから10〜20秒程度のコメントを撮影しておくのもおすすめです。
例えば、
“今日は〇〇を展示しています”
“今回初めて〇〇をご紹介しています”
“一番反応が良かったのはこちらの商品でした”
など、短いコメントで問題ありません。
事前に話す内容を1〜2個決めておけば、イベント当日でも比較的簡単に撮影できます。
4. スタッフが説明している様子
ブースの前でスタッフだけを撮影するよりも、来場者に商品を説明している姿を撮影したほうが、展示会らしい雰囲気が伝わります。
スタッフの専門性や、実際にお客様とコミュニケーションを取っている様子も自然に見せることができます。
もちろん、来場者の顔がはっきり映る場合は、撮影や掲載について事前に確認しておきましょう。
こうした素材をできるだけ多く用意しておけば、テロップなどの細かい編集を加えなくても、素材をテンポよくつなぐだけで見栄えのする動画を作ることができます。
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この動画も、細分化してみると、上記の4つの映像の繋ぎ合わせとなっています。
特別な撮影技術がなくとも、カット数さえしっかりと用意できれば、しっかりとしたコンテンツとして仕上げることができます。
BtoC企業で作れる動画アイデア
BtoCイベントでは、”このようなイベントを開催しました”という報告だけではなく、一歩踏み込んで、”ユーザーにどう思ってもらいたいのか”を意識することが大切です。
商品に興味を持ってほしいのか、ブランドの世界観を理解してほしいのか、次回のイベントに行きたいと思ってほしいのか…。
その目的を考えたうえで、撮影する内容を決めましょう。
1. ブランドの世界観を伝える
POP UPやイベントでは、自分たちのブランドイメージに合った会場を選んだり、装飾を行ったりすることも多いと思います。
そのため、商品だけではなく、会場の雰囲気も含めて、色や装飾、商品のディテールなどをアップで撮影しておきましょう。
それらを短くつなげるだけでも、ブランドが持つ雰囲気や世界観を伝えやすくなります。
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2. 参加者が体験している様子
次回イベントにも行ってみたいと思ってもらうためには、来場者がどのような体験をしているのかを見せることも有効です。
ユーザーが実際に何を体験できるのか、どのような商品を試せるのか、どんなスタッフと交流できるのかなども、ぜひ撮影しておきましょう。
商品の写真だけでは伝わらない、イベントならではの楽しさを残すことができます。
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3. 当日の様子をVlog形式でまとめる
設営の様子からイベント当日、そして終了後の感想までを、Vlogのようにまとめる方法です。
イベントの盛り上がりだけではなく、自分たちがどのような気持ちでイベントに臨んだのかも伝えることができます。
イベントに実際に参加してくれたユーザーからも、「行きました!」や「楽しかったです!」といったコメントが付きやすいコンテンツになります。
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BtoC企業が撮っておきたい動画素材
BtoCイベントでは、商品そのものだけではなく、”実際に人が体験している様子”を意識して撮影しておきましょう。
1. 商品のアップ
商品のパッケージや質感、料理のアップなど、商品が魅力的に見える映像はできるだけ多めに残しておきましょう。
1つの商品に対しても、
- 商品全体の引き
- 他の商品と一緒に並んでいる様子
- 手に持っている状態
- 細かい部分のアップ
というように、さまざまなカットを残しておくことで、編集時に困りにくくなります。
2. 商品を実際に体験している瞬間
BtoCでは、ユーザーが実際に商品を使っている様子が非常に重要な素材になります。
食品であれば、
作っているシーン
↓
盛り付けているシーン
↓
サーブしているシーン
↓
ユーザーが受け取るシーン
↓
実際に食べているシーン
など、細かく撮影しておくほど、後から動画を作りやすくなります。
コスメや小物であれば実際に試しているシーンや、手に取る瞬間、アパレルであれば、試着している様子や、商品の質感を確かめている様子なども撮影しておきましょう。
さらに、それぞれのリアクションまで撮影できていると、イベントの雰囲気や楽しさも伝わりやすくなります。
3. 人が集まっている様子
人が並んでいる様子や、ブースに集まっている様子など、どれくらいの人が興味を持ってくれているのかが伝わる俯瞰の映像も残しておきましょう。
ただ人混みを撮影するだけではなく、来場者が商品を手に持っている様子や、ブランドロゴも一緒に映り込むようにすると、何に人が集まっているのかがわかりやすくなります。
どのような人が商品に興味を持っているのかを知るきっかけにもなります。
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こちらの動画も、上記の3つの種類の動画を繋ぎ合わせただけのものです。
素材さえ多く用意しておけば、イベント直後でも、細かいテロップ編集などなく、素材をつなぐだけですぐに投稿できるようになります。
撮影するときに意識したい5つのポイント
ここからはBtoB、BtoCに関係なく、撮影時に意識しておきたいポイントを紹介します。
1. 縦動画を必ず撮影する
Instagramのリール、TikTok、YouTube Shortsなどで使用する予定がある場合は、縦向きの動画を必ず撮影しておきましょう。
会社の記録用として横動画を撮影することもあると思いますが、横動画のみだと、後からSNSに転用することが難しいことがあります。
可能であれば、同じ場面を横と縦の両方で撮影しておくと安心です。
2. 1つの映像を歩きながら長く撮りすぎない
イベントの様子を数分間ずっと撮影しておく必要はありません。
SNS用の素材であれば、5〜10秒程度の短い動画を複数残しておいたほうが編集しやすくなります。
また、動画を回したまま歩いてしまうと手ブレしやすく、小さなスマートフォンの画面では見づらい動画になってしまいます。
行列を映す、会場までの道順を紹介するなど、歩くこと自体に目的がないのであれば、できるだけ1か所で立ち止まって撮影するようにしましょう。
1本あたりを短くする分、正面、横、商品アップなど、複数の画角を細かく撮影しておくのがおすすめです。
3. 人がいる時間帯にも撮影する
イベント開始前のきれいなブースはもちろん撮影しておきたいですが、それだけでは実際のイベントの雰囲気が伝わりません。
来場者が増えてきた時間にも撮影し、
“人がいない状態”
“人が集まっている状態”
の両方を残しておくと使いやすくなります。
4. 同じ場面を違う角度から撮る
撮影に慣れていないと、すべて正面から撮ってしまいがちです。
しかしショート動画では、
引き→アップ→手元→横から
と画角を変えることで、動画にテンポを作ることができます。
数秒ずつで良いので、同じ場面でも複数の角度から撮影してみましょう。
5. 音声を使う場合は周囲の音に注意する
展示会の会場は、想像以上に騒がしいことがあります。
スタッフへのインタビューや商品説明など、実際の音声を動画で使用したい場合は、撮影前に一度録音して確認しておきましょう。
必要に応じてマイクを使用したり、比較的静かな場所へ移動したりするだけでも、聞き取りやすさが大きく変わります。
まとめ
展示会やイベントでの動画撮影で大切なのは、”イベントの記録を1本残すこと”ではなく、“後からSNSに使える素材をたくさん残すこと”です。
そして、イベント当日に撮影する内容を考えるのではなく、事前に撮影リストを用意しておくことが一番大切です。
イベント終了後に、“もっと撮っておけばよかった...”とならないように、今回紹介した内容をぜひ次回のイベント撮影に活用してみてください。
イベントや展示会をSNSでどのように発信すればいいかわからない、撮影した素材をどのようにリールや広告に活用すればいいかわからない、といった場合は、ぜひSeeknetにご相談ください。
場所によっては撮影に伺うことも可能ですし、お客様側で撮影した素材をお送りいただき、編集のみを承ることも可能です。