【2026年最新版】アメリカSNSスラング11選|意味・使い方・注意点(動画付き)
米国向けにSNSを運用していると、コメント欄やショート動画の字幕に “No cap” や “touch grass” のような一言が流れてきて、「今の英語ってどういう意味? これ、褒めてるの? それとも皮肉?」と手が止まることがあります。ここでニュアンスを取り違えると、返信のトーンがズレてしまい、思わぬ誤解につながることも。たとえば、何気ない一言がスクショで拡散され、意図しない印象だけが残ってしまう——そんな“地味に痛い”展開は、できれば避けたいところです。
さらに2025年以降のスラングは、単なる流行語にとどまりません。Oxfordが “rage bait”(怒りや反発を引き出して拡散を狙う投稿)をWord of the Yearに選んだように、言葉そのものが SNSの拡散構造や負の側面 を指し示すケースが増えています。加えてMerriam-Websterは “slop”(AIで大量生産される低品質デジタルコンテンツ)をWord of the Yearに選出しました。生成AIをすでにマーケ施策に取り入れている企業にとって、これは決して他人事ではありません。
つまり2026年のSNSでは、「言葉の意味」だけでなく、その言葉が生まれた背景までセットで理解することが、オンラインマーケターにとってますます重要になっています。本記事では、こうしたスラングを“安全に扱う”ために、SNSでよく見かける表現を厳選し、意味・使われ方・注意点 まで噛み砕いて解説していきます。
Index
- 最近のスラングの特徴
- 褒め言葉でよく見るSNSスラング3選(2026)
- 貶す・ツッコミ系で出やすいスラング3選(2026)
- 2025→2026の“最新”トレンド語4選
- 番外編:67(six-seven)— “内輪”が加速する象徴
- まとめ:誤用せず、炎上を避け、成果につなげる
最近のスラングの特徴
スラングは本来、特定のコミュニティで使われる「くだけた言葉」です。ところが近年は、SNSで一気に拡散し、辞書に載るまでのスピードも速くなっています。実際にCambridge Dictionaryは、SNS発の言葉として skibidi / delulu などを既に新語として取り上げています。また、米国のティーン層には、TikTokやYouTubeを「ほぼ常時」使っている人も一定数いると報告されています。こうした“常時接続”の利用環境が、スラングの爆発的な広がりを後押しします。
由来(AAVE等)への配慮が、企業運用では必須
また米国の若者言葉には、AAVE(African American Vernacular English)など、特定コミュニティに根ざした表現が多く含まれると指摘されています。そのため企業が「ノリで借りる」形で使うと、文脈やニュアンスが欠けたまま拡散して反感を招くリスクがあります。まずは意味と背景を理解し、企業アカウントでの使用は慎重に判断する——これが基本方針になります。
それではここから、近年特に注目度が高いスラングをピックアップして、意味・使われ方・注意点まで整理していきましょう。
褒め言葉でよく見るSNSスラング3選(2026)
no cap(ガチ/本当)
意味:誇張なし、マジで本当。
例:“No cap, this is the best update.”(ガチで、このアップデート最高)
企業アカ運用TIP:企業側が多用すると“若作り感”が出る場合も。まずは「読める」状態を作り、返信では無理に使わないのが安全。
ate (and left no crumbs)(完璧にやり切った)
意味:完璧・圧勝・非の打ち所がない出来。
例:“She ate.”(彼女、完璧だった)
企業アカ運用TIP:採用/イベント投稿の称賛コメントで見かけやすい。企業側返信は “Thank you! We’re glad you enjoyed it.” のように“通常英語で受ける”のが無難。
rizz(魅力/口説き力)
意味:人を惹きつける魅力・チャーム。
例:“He’s got rizz.”(彼、魅力あるね)
企業アカ運用TIP:恋愛ニュアンスが強いので、B2B企業は“理解のみ”推奨。誤用するとブランドトーンが崩れます。
貶す・ツッコミ系で出やすいスラング3選(2026)
cheugy(古い・痛い)
意味:ダサい/時代遅れ/頑張ってる感が痛い。
例:“This ad feels cheugy.”(この広告、古く感じる)
企業アカ運用TIP:広告/投稿の“空気感”がズレた時に刺さりやすい言葉。コメント監視とクリエイティブ改善の合図に。
touch grass(現実見ろ)
意味:「ネットから離れて現実を生きろ」という侮辱。
例:“Bro, touch grass.”(おい、外出ろよ)
企業アカ運用TIP:企業が使うと攻撃的に見えやすい。炎上系コメントの文脈理解に留め、返信では使わない。
delulu(妄想強め)
意味:“delusional”由来のネットスラング。
例:“I’m being delulu but maybe they’ll reply.”(妄想だけど、返信くるかも)
企業アカ運用TIP:軽口でも、相手を指すと失礼になり得ます。UGCの引用時は特に注意。
2025→2026の“最新”トレンド語4選
rage bait(怒りを釣る投稿)
意味:怒りや炎上反応を狙って投稿し、拡散・流入を稼ぐ。
実務TIP:ブランド運用では「釣り投稿に乗らない」「引用RT/デュエットの判断基準を作る」ことが重要。
AI slop(AIの低品質大量コンテンツ)
意味:AIで大量生産される低品質デジタルコンテンツ。
実務TIP:生成AIを使うなら、ブランドの編集基準(チェック項目)を持つと“slop化”を防げます。
aura farming(“自然体っぽいカッコよさ”の演出)
意味:頑張りすぎずに“かっこよく見える”振る舞いでイメージを高める行為。
実務TIP:企業投稿で言うと「広告っぽさを消す工夫(UGC風、舞台裏、社員の自然な声)」がここに該当しやすいです(※使い方の是非はブランドガイドライン次第)。
skibidi(Gen Alphaのノリ語)
意味:「cool / bad」など意味が揺れたり、意味なしのジョークとして使われたりする語。
実務TIP:企業が使うと滑りやすい代表格。コメントに出た時に“理解できる”状態だけ作るのがおすすめ。
番外編:67(six-seven)— “内輪”が加速する象徴
Dictionary.comの2025年Word of the Yearは、なんと “67”。「絶妙なタイミングで言う“67”は内輪の合図になる」と説明されています。
実務TIP:意味が固定されない“内輪語”は、企業が使うほど誤用リスクが上がります。若年層向け施策でも、まずは観察→理解→必要ならテスト運用が安全です。
まとめ:誤用せず、炎上を避け、成果につなげる
米国SNSのスラングは、丸暗記して“使う”ことが目的ではありません。むしろ大事なのは、コメントやショート動画の「温度感(ニュアンス)」を読み違えないこと。それだけでも、返信のズレや不要な誤解をぐっと減らせます。特に近年は、言葉がSNS運用の構造そのものと結びつくケースが増えています。たとえば “rage bait” は「怒りを引き出して拡散や反応を稼ぐ投稿」を指し、SNS上の“拡散設計”を象徴する言葉です。また “slop” は「AIで大量に作られる低品質のデジタルコンテンツ」を意味し、生成AIを活用する企業にとって無関係ではないテーマとして定着しつつあります。つまり、2026年のSNSでは「言葉の意味」だけでなく、その言葉が生まれた背景までセットで理解することが、オンラインマーケターにとってますます重要になってきたといえるのではないでしょうか。本記事が、企業SNSアカウントを運用されている皆さまのスラングに対する“誤用防止”と“安全な運用”に、少しでも役立てば幸いです。
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大山 暢夫
GoogleやMeta、LinkedInなど、さまざまなプラットフォームの長所や課題をしっかり理解した、総合的なデジタルマーケティングの提案が得意です。今はアメリカの文化を歴史からサブカルまでまるっと味わい尽くすために英語に奮闘中。毎日新しい発見でいっぱいです!