新興SNSプラットフォームは未来のメディアとなるのか?企業の関わり方とは

Last Updated on 2025-03-07by Mayuko Eda
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新興SNSプラットフォームは未来のメディアとなるのか?企業の関わり方とは

1. 導入:SNSの変化と新興プラットフォームの台頭

ソーシャルメディアの世界は日々進化しています。FacebookやX(旧Twitter)がかつてのような影響力を持たなくなり、TikTokのような新しいプラットフォームが若い世代に受け入れられています。そして今、新たな波として「ノスタルジア」や「オーセンティックな交流」を軸とした新興SNSが登場し、注目を集めています。KeekSpaceHeyPI.FYIといったプラットフォームは、大手SNSとは異なる価値観を提供し、特定のユーザー層に支持されつつあります。

こうした新興SNSは、未来のメディアとなり得るのか?企業はどのようにこれらと関わっていくべきなのか?このブログでは、最新のトレンドを踏まえながら、企業のマーケティング戦略としての可能性を探っていきます。

 

2. 新興SNSプラットフォームの特徴と可能性

新興SNSは、既存の大手プラットフォームとは異なる特徴を持っています。それぞれの代表的なプラットフォームの特徴を見てみましょう。

  • Keek:Keekは、2011年にカナダで創設された短い動画の共有に特化したSNSです。ユーザーは簡単に日常の瞬間をシェアすることができ、親密なコミュニティ形成を促進します。特に若い世代に支持され、現在も活発に使用されています。なお、Keekは一時期運営を停止しましたが、その後復活し、再びユーザー数を増加させていると言われています。

       

  • SpaceHey:SpaceHeyは、2020年にドイツのエンジニア、アンディ・スチールによって立ち上げられました。2000年代初期のSNS(MySpaceなど)のデザインを模しており、特に懐かしさを感じさせるプロフィールのカスタマイズや個性的な表現が可能です。SpaceHeyは新しいSNSであり、現在のユーザー数は数十万人規模に成長していますが、主に若年層が中心となっています。

       

  • PI.FYI:PI.FYIは、特定の興味を持つユーザーが集まり、情報を交換することに特化したSNSです。このプラットフォームは比較的最近登場したもので、広告依存度が低く、主にコミュニティベースの交流を重視しています。現在のユーザー数は約数千人規模ですが、ニッチなコミュニティを形成しており、興味深い情報共有が行われています。

       

これらのプラットフォームの共通点は、「ノスタルジア」「オーセンティックな交流」「広告依存度の低さ」です。企業が積極的に広告を打つ場というより、ユーザー同士のつながりを重視する場として成長しているようです。

 

3. 新興SNSは未来のメディアになり得るか?

新興SNSが今後も成長し、既存の大手SNSに取って代わる可能性はあるのでしょうか?いくつかのポイントから考えてみます。

  • 若い世代のSNS利用の変化:Z世代やアルファ世代は、より親密な交流を求める傾向があり、既存のマス向けSNSよりも新興SNSに興味を持ちやすい。
  • エンゲージメントの質が重視される時代へ:フォロワー数よりも、密接なコミュニティの形成やユーザー同士の関係性が重視されている。
  • 企業にとっての機会とリスク:急成長する可能性があるが、一時的なブームで終わるリスクも高い。企業は「今すぐ広告を出すべきか」ではなく、「どう関与するべきか」を考える必要がある。

 

4. 企業は新興SNSとどう関わるべきか?

企業が新興SNSをマーケティング戦略に組み込む際のポイントを紹介します。

  • ユーザーとしてプラットフォームを理解する:まずは企業アカウントを作成し、ユーザーの行動や投稿スタイルを観察する。
  • インフルエンサーとの連携:大手SNSとは異なり、小規模ながら影響力のあるインフルエンサーが活躍しているため、彼らと協力することで効果的なプロモーションが可能。
  • ブランドコミュニティの形成:フォロワー数を増やすことより、エンゲージメントの高いコアなファンを育てることが重要。
  • プラットフォームごとの適応:Keekなら短尺動画、SpaceHeyならカスタマイズ可能なブランドページ、PI.FYIなら専門的な情報の提供といった形で、それぞれに合った戦略が必要。

 

5. まとめ:新興SNSの今後と企業のスタンス

新興SNSは、既存SNSの代替というよりも、補完的な役割として成長する可能性が高いと考えます。「広告や企業介入が少ない本質的な意見交換の場」といった新しいニーズが形になっているプラットフォームも出てきていることから、企業にとっては、「今すぐ広告を出す場」ではなく、「中長期的なブランド戦略の一環として関与する場」として考えるべきでしょう。無理に介入をすることで逆に嫌悪感を抱かれる可能性も考慮する必要があります。

  • 短期的な広告効果を期待するのではなく、ユーザーとの関係性を深める施策を重視する。
  • どのプラットフォームが成長するかを見極めつつ、柔軟に対応する姿勢を持つ。
  • 「どこで発信するか」よりも、「どのように関わるか」がより重要になる。

新興SNSは、企業にとって新たなチャレンジの場であり、従来とは異なるマーケティング手法が求められます。今後の動向を注視しつつ、適切なアプローチを取ることが成功のカギとなるでしょう。

 


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江田 万結子

SNSマーケティングを一番の強みとするマーケター。フットワーク軽く色々なことに興味深々な性格から引っ越すことも多く、兵庫→東京→福岡→ハワイと渡り歩きLAにたどり着く。SNSのことでもそれ以外でも、いつでもお気軽にご連絡・ご相談ください :)

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