【新基準!?】Cruelty-Freeとは?

Last Updated on 2024-04-12by Naoki Hashimoto
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はじめに

これからアメリカに進出して何かを売り出そうとされてる皆さま、あるいはアメリカで既に自社製品を売られている日系企業の皆さま、どちらの場合も日本で商品を売るときにはあまり問題にならなかったことに直面したり、アメリカで多く売っていくために別のアプローチが必要だったりしますよね。今回は、そんな日本ではあまり見られないけれど、アメリカでは見ることの多いコンセプトのひとつ、「Cruelty-Free」についてご紹介します。

INDEX

そもそもCruelty-Freeとは?

Cruelty-Freeとは、直訳すると「残酷な行為がない」ことを意味し、その商品や活動がその過程において動物を傷つけたり殺したりしていないことを表します。具体的には、商品がその製造過程において人体への安全性や有効性を確認するために広く行われている動物実験を行っていない、ということを示します。

よく似たものとして「ヴィーガン」がありますよね。ヴィーガンとCruelty-Freeは同じなのでは?と思った方もいるのではないでしょうか。実は厳密には違うのです。ヴィーガンは衣食住に関わるすべてにおいて動物由来の素材を一切使用していないことを意味するので、ヴィーガンだけどCruelty-Freeではない商品(例えば、動物実験を製造過程で行っている植物由来の化粧品など)、あるいはその逆も存在することになります。

Cruelty-Freeを正式に認証し、ラベル化する機関も存在し、Leaping Bunny Program、PETA(PEOPLE FOR THE ETHICAL TREATMENT OF ANIMALS: アメリカの動物の権利運動・保護を主活動とする非営利団体)のBeauty Without Bunnies Programなどが名を知られています。どちらの認定マークにもうさぎが用いられているのは、化粧品の動物実験に最も多く利用されているうさぎが利用されているためで、Cruelty-Freeに関連したイメージ画像もうさぎが多いです。

Cruelty free label

イメージ画像

ただし、Cruelty-Freeは法的な規制を意味するものではないため、 “we do not conduct animal testing”(我々は動物実験を行っていません)、 “against animal testing(動物実験には反対です)”などといった紛らわしい表現を記載した商品や、「Cruelty-Free」を謳った商品で、実際にその最終製造工程で動物実験を行っていなくても、素材の生成段階で動物実験を行っている、というようなケースも存在するので注意が必要です。

Cruelty-Freeの重要性

Cruelty-Freeの商品をメーカーとして販売する、あるいは消費者として購入することの意義を考えてみましょう。

  • Cruelty-Freeの商品を販売する、または購入することで、Cruelty-Freeの概念をより世に広め、その商品の業界全体に良い影響を与えることができる。
  • 今現在出回っている商品の多くは、既に人体への安全性が確認されていて動物実験は必要がなかったり、動物実験以外の方法でも十分に安全性と有効性を実証する(あるいは動物実験よりも効果の高い)メソッドも存在している。このような代替メソッドを普及させることにつながる。
  • 動物実験によって生じる生態系への影響や、実験室から出る廃棄物などを軽減することで、環境にも良い影響を与えることができる。

上記のようなこと踏まえると、Cruelty-Freeの商品を選択することは、結果として人間にも良い影響をもたらしてくれるかもしれませんね。事実、Cruelty-Freeの商品は傾向として人体にあまり良くない化学物質を避け、出来る限りオーガニックな素材を使用していて、その商品がCruelty-Freeだということを抜きにしても人に良い場合が多いです。

Organic Cosmetics

実際にCruelty-Freeの選択肢があるのはどんな商品?

現在ではCruelty-Freeに対する関心度の高まりと共に、幅広いジャンルのCruelty-Freeの製品が世に出回っています。例えば、化粧品、セルフケア商品、洗剤、洋服、靴、ペット用シャンプー、ろうそくなど多岐に渡ります。先ほどご紹介したPETAは、Cruelty-Freeの製品のリストを公開していて、逆にCruelty製品(動物実験が多用されている製品)のリストも公開している団体もあります。

参考:https://www.petashoppingguide.com/?en_txn7=Navigation%3A%3AShop-Subnav

Organic candle

まとめ

Cruelty-Free、という考え方に対して賛同するか否かは個々人の問題ですが、「Cruelty-Freeの商品しか買わない」「できればCruelty-Freeの商品を選びたい」という消費者が増えている中で、特に商品の売り手としてはこの傾向を無視できなくなっています。このように日本ではあまり知られていなくても、アメリカや世界では広まっている考え方や基準を知り照準を合わせることが、アメリカで自社商品を流通させていくのに重要な要素になってきますよね。

我々のブログがその些細なきっかけになれば嬉しいです。今後もこのような情報を発信していきます!

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橋本 直紀

ウェブデザイン周り、主にコーディングを担当する傍ら、メルマガ「編集部」一員として、ニュースレター「Seek-ten Times」冒頭のコラムを毎月執筆。

フィラデルフィアで生まれ(生まれただけ)、神奈川で育ち、東京の大学を卒業、その後ポートランド~LAと渡り歩く。色んな縁に巡り合ったものです。

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